生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か…。分子古生物学者である著者が、身近な話題も盛り込んだ講義スタイルで、生物学の最新の知見を親切に、ユーモアたっぷりに、ロマンティックに語る『若い読者に贈る美しい生物学講義』が4万部突破のベストセラーになっている。「教養」の価値が改めて見つめ直されている今、私たちが「すぐに役に立たないこと」「自分の生活とは直接関係ないこと」を学ぶ意味とは何か。生物学の専門家であり、本書の著者である更科功さんに“教養の価値”について伺った。
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