日経平均株価が29年ぶりに2万5000円台を回復した。株高とともに、米国での長期金利の上昇が株式の業種間格差を是正する契機となり、日本においても出遅れていた割安(バリュー)株が上昇する一方、これまで相場を牽引してきた成長(グロース)株が下落している。成長株を利食い、割安株へと本格的にシフトする「グレート・ローテーション」の環境は、本当に整ったのか。金利が成長株と割安株の価格形成に及ぼす影響を踏まえて考える。

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