ドン・キホーテ(現パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)の創業者である安田隆夫氏が後継者として白羽の矢を立てたのは、創業当初からの“戦友”である大原孝治氏だった。ところが12月3日、その大原氏が東京地検特捜部に逮捕されてしまった。当時、上場企業のトップだった人物が、公表前の内部情報を基に知人へ自社株の購入を勧めた金融商品取引法違反の疑いで逮捕されるという、異例の事態だ。その大原氏は、創業者の安田氏の後を受け継ぐ直前の心境について、2015年に「週刊ダイヤモンド」のインタビューに答えていた。その記事を再掲載する。
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