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文筆業を生業にするには文章のうまさありきだと思われがちだが、それだけでは通用しないのがプロの世界だ。実は、人気作家ほど筆力以外に強みを持っているという。直木賞作家が語る、文章力以上に求められる能力とは?※本稿は、作家の今村翔吾『作家で食っていく方法』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
プライドさえ捨てれば
何歳からでも作家になれる
私は、「書いている暇があれば読めばいい」と思うくらい、執筆練習より読書量に重きを置きます。
ところが、たくさん読んでいても作家になれる人となれない人がいます。この違いは、どこにあるのでしょうか?
原因は、プライドです。プライドが高いと、作家になるのは無理でしょう。あなたは余計なプライドを抱いていませんか?
プロの作家でも、完璧だと自任した作品が売れなかったり、適当に書いたつもりのものが売れたりします。あなたは自分で勝手に「作家像」を作り上げ、自分に過剰な期待をして、原稿を見つめていませんか?
小説は読者あってのものだという前提を忘れて、まだ確立してもいない自分のオリジナリティやクオリティに拘泥していませんか?
自分の好みばかりを追いかけて、様々なことに好奇心を持つことをやめていませんか?
会社員は向いていないが、本が好きだから作家にはなれるかもと謎の自信を持っていませんか?
いくつもの「作家の壁」がありますが、いつも邪魔になるのはプライドです。プライドは今すぐ捨ててください。
本をよく読み、プライドを捨て去る。これさえできれば、文章力はまだなくても、何歳からでも、作家になれます。







