コロナ禍で全国に広がっている「フードパントリー」という取り組み

SDGsのゴール1は「貧困をなくそう」であり、極度の貧困*1の中で暮らす人々は世界で約7億8300万人となっている。いまから12年前の2009年に、ビジネス経済誌「週刊ダイヤモンド」は、「あなたの知らない貧困」という特集を組み、「目に見えない貧困が日本を蝕んでいる」と説いたが、未だ、多くのビジネスパーソンにとって、このゴール1は「あまりピンとこない」のが本音だろう。そうしたなか、コロナ禍にある先行き不透明な日本社会で、生活困窮者に対する取り組みが民間ベースで広がっているという。書籍『隠された貧困 ~生活保護で救われる人たち~』などの著者であり、高千穂大学准教授の大山典宏さんにその現在進行形を聞いた。

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