日本のスタートアップ界隈でよく耳にする「ハンズオン」という言葉。米国随一のベンチャー・キャピタリスト養成機関カウフマン・フェローズ・プログラム(KFP)の教室では、「決してその言葉を使わないように」と否定的に語られていた。「ハンズオン」とは一般に、スタートアップ企業の経営に入り込み、手助けし、成功に導くことを指す。それはベンチャー・キャピタル(VC)の重要な機能と日本では認識され、いい意味で使われるケースが多いだろう。それを使ってはいけない理由とは? 本記事は、ツイッターやズーム、スクエア、パランティア、コインベースなど数々のユニコーンに投資し、シリコンバレーで躍進する日系VC創業者が、KFPで学んだり実践を通して学んできた「急成長企業を見いだす科学的手法」をまとめた新刊書籍『スタートアップ投資のセオリー』より、一部をご紹介していく。
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