「家を売るとか借金すれば…」命のためなら高価な薬を買えばいい→浅はかさに上司ブチ切れ【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院の第4外科での研修中だが、それも終わりが迫ってきている。熱意に燃えていた斉藤の心にも変化が起こりはじめていた。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第52話「薄れていく感覚」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医で、今は第4外科にいる。指導医は、優秀な庄司という男で、抗がん剤を研究していて、新薬の治験に参加する患者もいた。

 新薬の治験に参加していた患者が亡くなったが、患者の遺族は、他の病院では余命半年と言われていたのが2年も生きられたと話し、庄司に感謝を伝えた。

 斉藤はその様子を見て、「その2年は本人にとってどれほどの意味があったのだろう」と内心思いつつ、結局「他人だから」とあきらめの境地にいるのだった。

 看護師・皆川との交際も順調で「僕は今満ち足りている」と言い聞かせながらも、斉藤の表情は暗い。がん患者の辻本良江にも「笑顔が素敵になりましたね」と声をかけられるが、斉藤の目は笑っていなかった。感情を捨てて研修の日々をこなすだけだった。

 しかし、ある時、庄司に「どうして未承認の薬を使っちゃいけないんですか?」と尋ねる。未承認の薬を使用しても、日本で違法になるわけではない。ただ、莫大な金を患者本人が払わなくてはならない。

 命のためなら金がかかっても仕方ないという考えを斉藤が話すと、庄司の顔色が変わる。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

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