AI時代の社会とビジネスを変革する、ゲームという総合表現
境界線に立つクリエイター #4 鹿野護(東北芸術工科大学 教授・WOW 顧問)前編
ざわざわとした濃密な気配に満ちた森の中で、絶滅したはずのオオカミたちが、何かを探し求めるように仲間と共に動き始める──。2022年夏、東北芸術工科大学が主催する芸術祭「山形ビエンナーレ」に、山形の文化・風土をファンタジックな映像表現で描き出すオープンワールドゲーム『湖ノ狼(ウミノオオカミ)』が出展されて話題になった。開発者であるアートディレクターの鹿野護氏は、今、社会やビジネスを変革し得る新しい表現ツールとして、ゲームに大きな可能性を見いだしているという。
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