「哲学」に対して、高尚なイメージを抱いている人も多いかもしれない。しかし実際には、人が生きていくなかで抱える疑問を解く鍵が隠された学問でもある。たとえば、近年SNSなどで問題になっている誹謗中傷。悪口は言うべきではないという共通認識はあっても“どうして悪口は悪いのか?”という問いには答えにくいはず。そんな質問にも、哲学はひとつの答えをくれる。本稿は、稲岡大志/森功次/長門裕介/朱喜哲編『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版)内から、言語哲学、意味論を専門とする和泉悠氏の「悪口はどうして悪いのか?」の一部を抜粋・編集したものです。
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