地震、噴火、山火事、津波、暴風雨、隕石衝突など、天変地異が起こっただけでは「災害」にはならない。人間が住む社会がそこにあるからこそ起きる点で、災害とは社会的な出来事だ。しかも天変地異で興奮した群衆は、デマや風評をまきちらして弱者をさらに追い込もうとする。日本人は我が身に降りかかったこうした悲劇を、避けられなかった運命による悲運に転換して乗り越えようとするが、その態度はもう、令和の世では、改めるべきではないだろうか。本稿は、畑中章宏『関東大震災 その100年の呪縛』(幻冬舎新書)の一部を抜粋・編集したものです。
続きを読む日本人はなぜ「震災美談」や「奇跡」をありがたがるのか?【関東大震災100年】
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