時間的な効率のよさを意味する「タイパ(=タイムパフォーマンス)」は、昨今の若者の消費行動を象徴するキーワードだ。使った時間に対して高い費用対効果を得られることを常に期待する彼らにとって、時間も場所も拘束されたうえ、満足な経験を得られるかどうかわからない映画鑑賞は、リスキーな消費と言える。ところが宮崎駿『君たちはどう生きるか』は、事前PR無しにもかかわらず若者たちにも訴求し、大ヒットした。彼らはなにを期待して、映画館に足を運んだのだろうか。本稿は、廣瀬 涼著『タイパの経済学』(幻冬舎新書)を一部を抜粋・編集したものです。
続きを読む『君たちはどう生きるか』はなぜ「映画はタイパが悪い」を覆してヒットできた?
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