廣瀬 涼
昔のアイドルは完成してた?イマドキの若者に「推し活」が受け入れられたワケ
昔から熱狂的なアイドルファンというのは存在したし、「推す」こともしてきた。オタク=ダサいという色眼鏡で見られていた時代もあった。それがなぜ今、世の中に浸透してきたのか、現代消費文化論の専門家が解説する。※本稿は、廣瀬 涼『あの新入社員はなぜ歓迎会に参加しないのか:Z世代を読み解く』(金融財政事情研究会)の一部を抜粋・編集したものです。

ビックリマンチョコ、NiziU、オオカミくんに共通する「物語消費」の魔力
昨今の消費潮流は「ヒト消費」(個人の持つ魅力や物語をエンターテイメントとして捉えて消費すること)の局面にあると考える筆者。その一つの側面が「推し活」に代表される「応援消費」、もう一つが「物語消費」だ。エンターテイメントとして消費される人々の物語消費の3つの型を解説する。※本稿は、廣瀬 涼『あの新入社員はなぜ歓迎会に参加しないのか:Z世代を読み解く』(金融財政事情研究会)の一部を抜粋・編集したものです。

動画配信に「投げ銭」で若者は何を得ている?「推し活」を徹底的に分析してみた
アイドルオタクから始まったと言われる「推し」という言葉。その推しを応援する「推し活」も今や一般的になってきた。特に、Z世代(1996~2012年頃生まれ)を中心に「推し活」にお金をかける傾向が強いそう。その理由を探る。※本稿は、廣瀬 涼『あの新入社員はなぜ歓迎会に参加しないのか:Z世代を読み解く』(金融財政事情研究会)の一部を抜粋・編集したものです。

就職先はマグロ漁船!カラオケはサビだけ…若者の「タイパ至上主義」はここまで来た
受けるサービスはショートで時間効率のよいものを選び、恋愛も1週間以内で結果を求めるZ世代。彼らにとって、タイパ(=タイムパフォーマンス)という概念は、人生設計のあらゆる面に及んでいる。効率と時短を重要視する彼らの消費行動を考える。本稿は、廣瀬 涼著『タイパの経済学』(幻冬舎新書)の一部を抜粋・編集したものです。

『君たちはどう生きるか』はなぜ「映画はタイパが悪い」を覆してヒットできた?
時間的な効率のよさを意味する「タイパ(=タイムパフォーマンス)」は、昨今の若者の消費行動を象徴するキーワードだ。使った時間に対して高い費用対効果を得られることを常に期待する彼らにとって、時間も場所も拘束されたうえ、満足な経験を得られるかどうかわからない映画鑑賞は、リスキーな消費と言える。ところが宮崎駿『君たちはどう生きるか』は、事前PR無しにもかかわらず若者たちにも訴求し、大ヒットした。彼らはなにを期待して、映画館に足を運んだのだろうか。本稿は、廣瀬 涼著『タイパの経済学』(幻冬舎新書)を一部を抜粋・編集したものです。

サッカーと野球「どっちがタイパ悪い?」若者がスポーツ観戦に抱くホンネとは?
昨今の若者の消費行動において、時間的な効率のよさを意味する「タイパ(=タイムパフォーマンス)」は、最重要なキーワードだ。そんな彼らは、国民挙げたスポーツの祭典に臨んで表面上は派手に盛り上がるが、じつは、「あのシーン見たよ、よかったよね」とコミュニケーションするための瞬間的な消費でしかないという。本稿は、廣瀬 涼著『タイパの経済学』(幻冬舎新書)の一部を抜粋・編集したものです。
