不審死や自殺など孤独死現場の清掃を行う特殊清掃員が訪れたのは、中年の夫婦が心中したという部屋。そこには、夫婦の愛憎の痕跡が「あるモノ」と一緒に残されていた。韓国で特殊清掃員として働く著者が、現場に残された、届かぬままの「たすけて」の痕跡を記します。

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