大衆薬大手の大正製薬ホールディングスは、創業家主導でMBO(経営陣による買収)を実施した。そのTOB(株式公開買付)価格には5割超の買収プレミアムが付いたにもかかわらず、投資家から「安すぎる」と批判が集まった。背景には、同社の株価が低迷していたことがある。同じく大衆薬大手のロート製薬の決算書と比較しながら、その原因を見ていこう。

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