2024.12.20
大阪ガスの時価総額が東京ガスを20年超ぶりに逆転、株価を押し上げた「2つの原動力」
今回は東京ガスと大阪ガス、大手ガス会社2社の決算書をひもといていこう。2024年春、大阪ガスの時価総額が東京ガスを上回った。実に20年超ぶりのことだという(24年12月の本稿執筆時点では、再び時価総額で東京ガスが逆転したが)。大阪ガスの株価…
中京大学国際学部・同大学院人文社会科学研究科教授
やべ・けんすけ/中京大学国際学部・同大学院人文社会科学研究科教授。ローランド・ベルガー勤務などを経て現職。マックスバリュ東海社外取締役も務める。X(@ybknsk)にて、決算書が読めるようになる参加型コンテンツ「会計思考力入門ゼミ」を配信中。著書に『決算書の比較図鑑』 『武器としての会計思考力』 『武器としての会計ファイナンス』 『粉飾&黒字倒産を読む』(以上、日本実業出版社)など。
https://x.com/ybknsk
2024.12.20
今回は東京ガスと大阪ガス、大手ガス会社2社の決算書をひもといていこう。2024年春、大阪ガスの時価総額が東京ガスを上回った。実に20年超ぶりのことだという(24年12月の本稿執筆時点では、再び時価総額で東京ガスが逆転したが)。大阪ガスの株価…
2024.11.12
日立製作所とパナソニックホールディングス――。ともに大規模な構造改革を進めてきた日本を代表する総合電機メーカーの2社だが、「株価の伸び」については大差がついている。両社のキャッシュ・フローの推移を比較すると、その要因が見えてきた。
2024.11.12
今回は、日立製作所とパナソニックホールディングスの決算書を見てみよう。日本を代表する総合電機メーカーの2社は、近年、大規模な構造改革を進めてきた。そんな2社の株価の推移を見てみると、明暗がくっきり分かれていた。その理由とは何か。
2024.10.24
建設業界で世界シェア1位のキャタピラーは、23年12月期のROE(自己資本利益率)が約53%となった。一方で、同2位のコマツは約12%だ(24年3月期)。株式市場が注目する重要な指標において、業界トップ2社の間に大きな差がついた理由とは何だったの…
2024.10.24
ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)は、ニュースでよく目にする指標だ。KPI(重要業績評価指標)として採用する企業も多い。建設機械大手のコマツもその一つだ。今回は、建設機械業界シェア1位の米キャタピラーと、2位のコマツの決算書か…
2024.10.1
CF計算書の基本構造を踏まえて、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスとペッパーフードサービスの「投資の成果」を見ていこう。大規模な投資の後、両社の現金収支はどのように変化していったのか。また、明暗が分かれた理由とは…
2024.10.1
企業による投資の実態とその成果を見る上では、「キャッシュ・フロー計算書(CF計算書)」が役に立つ。今回は、ドン・キホーテを手掛けるパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスと、いきなり!ステーキを運営するペッパーフードサ…
2024.9.11
食品の値上げに関するニュースが相次いでいるため、スーパーマーケットの経営は苦しいのではないか……と思う人もいるかもしれないが、実は業績好調な企業も少なくない。「業務スーパー」で知られる神戸物産と、関東地方で食品スーパーを運営するヤ…
2024.8.9
京都の名門企業、オムロンが業績不振に陥っている。2024年3月期は前期比で減収減益。24年2月には、国内外で約2000人の人員削減を行う方針を発表した。オムロンは「ROIC経営」を実践する先進企業としても知られていたが、なぜ大リストラを断行する事…
2024.8.9
2024年3月期は前期比で減収減益――オムロンが苦境に陥った要因は何だったのか。24年3月期の業績、そして財務状況を前年と比較しながら解説する。またオムロンが重視する指標「ROIC」を分解し、業績回復のカギを探ってみよう。
2024.7.8
外食大手トリドールHD、ロイヤルHD、イートアンドHDの損益計算書(P/L)をコロナ禍当時と、コロナ後のもので比較。好業績の要因と、各社の抱える課題を読み解いていく。大阪王将を手掛けるイートアンドHDは、唯一コロナ禍でも営業黒字となっていた…
2024.7.8
コロナ禍で大きな打撃を受けた外食各社の業績が復活してきた。主要企業では、過去最高益をたたき出す企業が続出している。今回は、外食大手3社の決算書、特に損益計算書(P/L)に注目し、各社の抱える課題を読み解いていく。まずは、P/Lの基本を押…
2024.5.20
今回は、半導体業界の注目企業、ルネサスエレクトロニクス、米エヌビディア、台湾TSMCについて、戦略の違いを決算書から読み解く。貸借対照表(B/S)の基本を押さえたところで、各社の実際の数字を見ていこう。
2024.5.20
今回は、半導体業界の注目企業、ルネサスエレクトロニクス、米エヌビディア、台湾TSMCについて、各社の戦略の違いを決算書から読み解く。まずは、社会人なら読めるようになっておきたい貸借対照表(B/S)の基本について分かりやすく解説する。企業…
2024.3.22
大衆薬大手の大正製薬ホールディングスは、創業家主導でMBO(経営陣による買収)を実施した。前編では、大正製薬HDとロート製薬の決算書を比較し、収益性の違いを背景に、両社のPBR(株価純資産倍率)に大差がついていることを解説した。後編では両…
2024.3.22
大衆薬大手の大正製薬ホールディングスは、創業家主導でMBO(経営陣による買収)を実施した。そのTOB(株式公開買付)価格には5割超の買収プレミアムが付いたにもかかわらず、投資家から「安すぎる」と批判が集まった。背景には、同社の株価が低迷…
2024.2.21
働き方改革に伴う「2024年問題」が懸念される物流業界。宅配大手のヤマト運輸、佐川急便はそれぞれ運賃の値上げに踏み切る。では、両社の業績はどのような状況にあるのか。それぞれの持ち株会社の決算書をひもとくと、両社には「大きな差」が生まれ…
2024.1.12
今回は、業績好調のITベンダー大手、富士通、野村総研、IIJ3社の決算書から各社の戦略の違いを前後編にわたって読み解いていく。前編では、各社の決算書の特徴を解説するとともに、富士通が2022年3月に3000人超の大規模リストラに踏み切った背景に…
2024.1.12
業績好調のITベンダー大手、富士通、野村総研、IIJ3社の決算書から各社の戦略の違いを前後編にわたって読み解いていく。前編に続く後編では、「従業員1人当たり営業利益」に着目し、各社がどのように収益性を高めてきたかを見ていこう。さらに、今…
2023.11.15
少子化が深刻な問題となっているが、教育産業の市場は堅調だ。2023年度は市場拡大が予測されているという。今回は、そんな教育産業に身を置く学習塾、早稲田アカデミーと東京個別指導学院の2社の決算書を比較してみよう。直近の業績では明暗分かれ…
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