気候変動が加速して平均気温が上昇し、自然災害も増加している。森林の大規模伐採が、そのひとつの原因であることを科学的に実証した森林生態学者・スザンヌ・シマードは、アメリカの『TIME』誌で今年「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。彼女の初著書『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』が世界でベストセラーになったのも、人々の環境問題に対する危機感の現れだろう。 国連サミットで採択された「2030年までに達成すべき持続可能な開発目標」として企業がSDGsに取り組むことも、社会的責務となっている。しかし実態は、企業のブランディングや資金集めのために「見せかけだけのSDGs」が蔓延し、「SDGsウォッシュ」と批判されている企業も出てきているのが現状だ。そこで、シマードの本をヒントに、企業が信用を失わないためにできることは何か考えてみたい。(文/樺山美夏、ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)
続きを読む資本主義を救うのは「森の知恵」…“持続可能な社会”を実現するヒントとは?
特集
最新記事
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
あの「ワーゲンバス」がEVで復活!1000万円超えの新型ID.Buzzと「伝説のType2」の違いとは
数字は語る
米雇用統計のサプライズに要注意、1次集計と季節性にわな、不法移民のかさ上げ効果も影響
デキる上司のズルい一言
頭のいい人が〈会議の最初と最後〉に必ずやっている大切なこと
ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書
「『大企業よりベンチャーに就職したい』と言い出した大学3年生の子どもに悩んでいます。正直、大手に就職してほしいのですが...」新卒就活における企業選びを考える
News&Analysis
「500円超えたら売れない…」スーパーの惣菜売り場に異変、唐揚げやサラダに代わって売れ出した意外な主役