アフリカ系アメリカ人やヒスパニックについての書物は数多くあれど、アジア系アメリカ人を取り上げたものはとても少ない。アジア系移民の子どもであり、「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたキャシー・パーク・ホンが描いたアジア系アメリカ人の「マイナーな」感情。今回は彼らが抱く自己嫌悪とその原因を、自身と父親の体験を例に紐解いていく。※本稿は、キャシー・パーク・ホン(著)、池田年穂(訳)『マイナーな感情 アジア系アメリカ人のアイデンティティ』(慶應義塾大学出版会)の一部を抜粋・編集したものです。
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