日本サッカーの未来に絶望し、一度はサッカー協会を去った男が、やがて「Jリーグ」という前例のない挑戦へと踏み出す――。Jリーグ設立という偉業の裏には、実は「エリート会社員人生の挫折」という意外なきっかけがありました。名門企業で順調に出世を重ねていたころは、「いい家・いいクルマ・いい給料が欲しい」と自分中心の考え方だったと語る川淵三郎氏は、50代後半から日本サッカー会のために奔走します。「日本でプロサッカーなんて無理だ」と冷笑された時代に、なぜ彼は敢えて茨の道を選んだのか――その決断の裏側には、日本サッカー界に対する“ある強烈な危機感”と、会社員時代に食った“まさかの冷や飯人事”がありました。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)
続きを読む