京都先端科学大学教授/一橋ビジネススクール客員教授の名和高司氏が、このたび『シン日本流経営』(ダイヤモンド社)を上梓した。日本企業が自社の強みを「再編集」し、22世紀まで必要とされる企業に「進化」する方法を説いた渾身の書である。本連載では、その内容を一部抜粋・編集してお届けする。名和教授はかつて、伝説的投資家として知られるピーター・ティール氏と話す機会を得た。そこで日本のユニコーン企業(設立から10年以内で、評価額が10億ドル以上の未上場企業)への関心度について聞いたところ、“ぐうの音も出ない正論”が返ってきたという。ティール氏が語った内容とは――。

続きを読む