時価総額で業界首位の中外製薬は7月、早期臨床開発段階にある自社創製5品目の自社開発中止を発表した。これだけの数のドロップについて、奥田修社長は「知る限り、中外史上初」と、異例の経営判断だということを滲ませた。もっとも中外ウォッチャーに衝撃を与えたのは数だけでなく、その中身にもあった。

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