2024.7.25 日本薬剤師会の新会長体制を「空中分解」危機に陥れた役員人事バトル 日本薬剤師会で新体制がスタートする直前、役員人事を巡る争いが勃発。これが新会長就任も「不信任」にしようとする“岩月おろし”の動きへと発展した。
2024.7.18 武田薬品の株主総会「タコ足配当」を巡り社長と株主の間にズレ、喜びより不安 武田薬品工業が6月末に開催した定時株主総会で、クリストフ・ウェバー社長CEOは再任を果たした。しかし、株主からの風当たりは強かった。
2024.7.4 医薬品卸大手の東邦HD「日大事件」の証拠資料で歪な取引が露呈、メーカーからの契約解除リスクも 「日本大学事件」の証拠資料により、医薬品卸大手である東邦ホールディングスが日大関連病院での医療用医薬品の値引き分の一部について、ペーパーカンパニーにコンサルティング料として付け替え払いしていたことが、明らかになった。
2024.6.27 後発薬190社のうち再編で生き残るのは10社?東和薬品と沢井製薬は戦略が異なり、外資は早々に撤退も 武見敬三厚生労働大臣は都内で開催された日本ジェネリック製薬協会の懇親会で「後発品業界の再編は待ったなしだ」と発破をかけた。後発品各社は否が応にも身の振り方を迫られている。
2024.6.20 日本医師会会長選挙で現会長再選が確実視されるも、対抗馬を「泡沫候補」と切り捨てられない理由 6月22日に行われる日本医師会会長選挙では、松本吉郎会長の再選が確実視されている。しかし、対抗馬である前日医副会長の松原謙二氏を泡沫候補と切り捨てられない、事情がある。
2024.6.13 三菱ケミカルグループ新社長体制「化学回帰」宣言で囁かれる、田辺三菱製薬“切り離し”のタイミング 4月に就任した三菱ケミカルグループの筑本学社長は5月、決算会見に合わせてプレゼンテーションを行った。ここで示されたペーパーには、かつて重点領域として挙げられることもあった、ヘルスケアやライフサイエンス、ファーマといった言葉はなかった…
2024.6.6 日本医師会「松本体制2期目」を支える副会長候補3人が全員“不安定”な内情【次期幹部候補リスト付き】 6月22日の日本医師会会長選は、現職の松本吉郎氏が2期目当選を決めることが確実な情勢だ。この「松本体制2期目」を支える副会長職、実に不安定な3人が務めることになる。
2024.5.30 日本調剤で創業者息子が社長退任、親の役員復帰で透ける“浅はかな”新経営体制「プランAとB」 国内調剤薬局2位である日本調剤の社長を19年から務めてきた、創業者息子の三津原庸介氏が突然退任した。このタイミングで創業者である博氏が取締役として5年ぶりに復帰する人事が決まった。
2024.5.23 富士フイルムが米国の「対中国政策」で漁夫の利、バイオ医薬品開発・製造受託の追加投資で描く新シナリオ 富士フイルムは米国による対中国政策で漁夫の利を狙おうとしている。米国での追加投資を決めたバイオ医薬品の開発・製造受託で描くシナリオとは?
2024.5.16 「えっ、無料じゃないの?」今どき8000円で診療ガイドラインを売る学会とは?【実態調査】 診療ガイドラインを無料で一般公開する学会が増えている一方で、いまだに高額で販売されているガイドラインも存在する。その実態を調査した。
2024.5.9 “武田國男本”に続く2匹目のドジョウならず、第一三共元社長の著書がいまひとつ「おもんない」理由 第一三共の元社長である中山讓治氏が著した『私の履歴書 新薬に出会うまで』がいまひとつ「おもんない」。その理由とは?
2024.5.2 【独自】品質問題が相次ぐ後発薬、それでも「外部監査」を実施しない企業の実名 後発品の品質問題が相次いだことで、信頼回復に力を入れている日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)だが、会員会社の足並みは揃っていない。製造所の外部監査を会員会社の約半数が実施していないのだ。
2024.4.25 第一三共が「月給7%超」アップ!大手の相次ぐ賃上げでも社員たちが喜べない“意外なワケ” 医薬品業界で賃上げが相次いでいる。しかし、賃金が大きく上昇する企業の社員は「手放しで喜べる状況ではない」と語る。
2024.4.18 トヨタと小林製薬「慶應大卒・直系御曹司」に共通点?自社メディアの“あきれた厚顔ぶり”とは トヨタグループを率いる豊田章男会長、「紅麹」サプリメントで会社発足以来の危機に直面している小林製薬の小林章浩社長。いずれも慶應義塾大学卒の直系御曹司であり、自社のオウンドメディアを持つ。
2024.4.11 コニカミノルタ「1000億円買収」の誤算、精密医療の夢を終わらせた“犯人”は? コニカミノルタは4月4日、2400人の人員削減を24年度中にすると発表した。その1カ月前、同社はヘルスケア事業会社を売却していた。
2024.4.4 武田薬品の次期社長は誰?「喜べない仮説」が浮上する理由 武田薬品工業のトップの去就をめぐる業界雀たちの見解は今年に入り、また変わり始めている。社長就任から10年が経過したクリストフ・ウェバー氏の「次」が不透明度を増しているのだ。
2024.3.28 医薬品を不正製造した原薬メーカー「嘘なんですけど」と社内会議で笑い声…“隠蔽工作”の呆れた実態 医療用医薬品の不正製造で2月に富山県から行政処分(業務改善命令)を受けたアクティブファーマにおいて、査察後に行っていた「隠蔽工作」の実態が医薬経済の取材で判明した。
2024.3.21 イオンに調剤大手アインを売りつける?「同族経営荒らし」の物言う株主・オアシスが触手 イオンはグループ傘下に持つウエルシアホールディングスと、ツルハHDとの経営統合を発表した。売上高2兆円以上のドラッグストア企業の登場である。ドラッグストアと調剤薬局の再編はさらに続く。
2024.3.14 小野薬品はがん免疫薬「オプジーボ」特許切れを乗り切れる?生え抜き新社長の実力とは 小野薬品は4月に経営体制を刷新し、相良暁社長が会長CEOとなり、滝野十一研究本部長が社長COOに昇格する。主力品の特許切れが迫る中、新社長は欧米で自社販売を構築する大役を担う。