陸上自衛隊の存在理由の一つは「限定的かつ小規模な武力侵攻を独力で排除できる防衛力」。想定される脅威はロシア(旧ソ連)だが、「本当に攻めてくるのか?」という疑念から、政治家やメディアでは根強く「陸上戦力不要論」が唱えられてきた。この「陸上戦力不要論」に対する、元・海上自衛隊司令官である著者の考えとは――。※本稿は、香田洋二『自衛隊に告ぐ―元自衛隊現場トップが明かす自衛隊の不都合な真実』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。

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