パウエルFRB議長は9月の講演で株価の高水準に言及し、10月FOMCでの利下げは「データ次第」と述べた。7月会合では株価収益率(PER)や社債スプレッドの過熱に警戒が示され、9月には国際決済銀行(BIS)も、世界的なリスク・オン持続に懸念を表明。だがトランプ政権は大幅利下げを迫り、中央銀行の独立性を揺さぶっている。独立性が崩れた先に何が起こり得るのか。その一端はトルコの経験が物語り、日本銀行にとっても決して人ごとではない。

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