1951年、日本がサンフランシスコ講和条約を目前に控え、占領から独立へと向かう節目に当たって、国際決済銀行副会長などを務めた銀行家で国際人でもあった加納久朗が、敗戦で富を失った日本が再び世界の一員となるための「精神の再建」を説いている。

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