大手物流会社が自社で保有する倉庫や物流センターをファンドやREIT(上場不動産投資信託)に売却し、セール&リースバックで継続使用する「アセットライト化」の動きが増えている。固定資産の削減は、ROA(総資産利益率)やROE(自己資本利益率)の改善につながり、市場からの資本効率経営の要請に応えられるためだ。ただ、資産の売却による短期的なキャッシュフローの改善にとどまらず、収益性の高い事業への再投資など長期的な成長戦略を描けるかどうかで、「アセットライト化」の真価が問われることになる。
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