日本屈指のフランス料理シェフ・三國清三(みくに・きよみ)。20歳の若さでスイスの日本大使館の料理人に抜擢され、8年間のヨーロッパ修行から帰国後、ビストロで日本人としてのオリジナルフランス料理に挑んだ。三國の独創的な料理は評判となりたちまち人気店になったのだが、若気の至りで店を飛び出し……。東京・四ッ谷の伝説の名店「オテル・ドゥ・ミクニ」誕生までの物語を明かす。※本稿は、シェフの三國清三『三國、燃え尽きるまで厨房に立つ』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

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