現在、公立小・中学校の多くには特別支援学級が設けられている。しかし、その原点にある知的障害児教育は、必ずしも人権や福祉の理念から始まったものではなかった。19世紀末に登場した知能検査は、子どもたちを能力別に分類し、「障害」というラベルを与えることで、定型発達児向けの教育から切り離す役割を担ってきた側面もある。支援と排除、保護と差別――その歴史は決して綺麗事だけでは語れない。知的障害教育と知能検査が歩んできた光と影の軌跡をたどる。※本稿は、立命館大学大学院人間科学研究科教授の宮口幸治『境界知能 存在の気づかれない人たち』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。
続きを読むIQ検査って何のために生まれた?その“綺麗ごと”だけではない歴史とは
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