高度経済成長の只中、大学には大企業の求人が殺到していた。だが、難聴の学生にはその波が届かない。「推薦は無理だ」、就職活動で突きつけられた、努力では覆せない壁。それでもなお、自活の道を諦めず、働く場所を求めてもがき続けた著者が、見いだした人生の光とは。※本稿は、全難聴理事長の宿谷辰夫編、全難聴副理事長兼事務局長の宇田川芳江編『難聴を生きる 音から隔てられて』(岩波書店)のうち、当事者の内悧氏による執筆パートを編集したものです。

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