「上場どころか、いったいいつまで保つだろうか」――。1987年の国鉄分割民営化で発足したJR九州を取り巻いていたのは、そんな厳しい見方だった。赤字ローカル線を多く抱え、鉄道以外の収益基盤もほとんどない。会社の将来を不安視する声が絶えないなか、それでも社員たちは夢を捨てなかった。後の株式上場や九州新幹線全線開業へとつながった原動力は何だったのか。JR九州元社長の唐池恒二氏が、逆境の時代を振り返る。※本稿は、JR九州相談役の唐池恒二『夢みる勇気』(リベラル社)の一部を抜粋・編集したものです。

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