値上げラッシュのなか、肝心要の賃金上昇は6月になってようやく上昇開始が確認されるようになった。ただし、勤労者が極めて多い事業所規模5~29人の中小企業では、賃金上昇率がわずかに止まる。その背景には、社会保険料負担の「影」が見える。
続きを読む上がり始めたサラリーマンの賃金
それは「誰」のお蔭で「誰」のためか?
――熊野英生・第一生命経済研究所
経済調査部 首席エコノミスト
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