男性誌が発信した「ちょいモテ」「ちょいワル」。だいたい、「ちょい」とエクスキューズする根性がすでにダメなのではないか。女性にモテたいなら、モテたいと言えばいい。ワルならワル、善なるものはヨシとしてほしい。少し曖昧にすることで初めから逃げを打つ性根が透けて見える。
ちょいモテおやじは、自分のことを軽く卑下しながら威張る。なぜ軽く卑下するかといえば、自分は高学歴の大企業エリートであり勝ち組っぽいと思っているからだろう。だから、ちょっとしたお洒落を楽むことのできるオレってイケてる? と語尾を上げる。いい大人が語尾を上げて喋るのはみっともない。