決算報写真はイメージです Photo:PIXTA

デジタル化や脱炭素の潮流が加速し、物価高の影響も続く。足元ではトランプ関税も、企業にとって大きな試練となりそうだ。本連載では、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析する。今回は大塚ホールディングスやエーザイなどの「製薬」業界5社について見ていこう。(ダイヤモンド・ライフ編集部 笠原里穂)

製薬業界5社では
協和キリン、塩野義製薬が減収

 企業の決算データを基に「直近四半期の業績」に焦点を当て、前年同期比で増収率を算出した。今回の対象は以下の「製薬」業界5社。対象期間は2025年7~9月期としている。

 各社の増収率は以下の通りだった。

・大塚ホールディングス(HD)
 増収率:2.7%(四半期の売上収益6380億円)

・エーザイ
 増収率:0.7%(四半期の売上収益1974億円)

・協和キリン
 増収率:マイナス8.5%(四半期の売上収益1188億円)

・塩野義製薬
 増収率:マイナス2.7%(四半期の売上収益1132億円)

・小野薬品工業
 増収率:5.7%(四半期の売上収益1296億円)

 今回分析対象とした製薬5社の中では、大塚ホールディングス、エーザイ、小野薬品工業が前年同期比で増収。協和キリン、塩野義製薬が減収となった。

 次ページでは、各社の増収率の推移とともに詳細を見ていこう。