Cetusプロトコル(CETUS)は、分散型取引所(DEX)であると同時に、ユーザーが仮想通貨を預け入れ、流動性を提供することで報酬を得られる仕組みである、集中流動性プールのためのプロトコルとしての側面も持つ。
ユーザーにとって複雑で使いにくいDeFi(分散型金融)プラットフォームを、より効率的でユーザーフレンドリーなシステムにするために、その基盤となるネットワークの構築を目指している。
この記事では、CETUSの特徴、最新の価格動向、将来性などについて詳しく解説する。
- 仮想通貨(暗号資産)CETUSは、Cetusプロトコルのネイティブトークンとして機能する
- Cetus プロトコルは、分散型取引所(DEX)であり、集中流動性プールのためのプロトコルである
- Cetus プロトコルは、自動マーケットメイカー (AMM)を採用している
- 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
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仮想通貨CETUSとは?
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名称 | Cetus Protocol |
ティッカーシンボル・通貨単位 | CETUS |
発行上限* | 10億CETUS |
価格* | ¥14.69 |
時価総額* | ¥4,134,761,555 |
時価総額ランキング* | 772位 |
Cetusプロトコル(CETUS)は、分散型取引所(DEX)であると同時に、ユーザーが仮想通貨を預け入れ、流動性を提供することで報酬を得られる仕組みである、集中流動性プールのためのプロトコルでもある。
従来のDefiプラットフォームは、ユーザーにとって使いにくく、流動性の面でも問題を抱えていたが、Cetus プロトコルは、集中流動性プールを採用することで、これらの問題を解決することができる。
また、自動マーケットメイカー (AMM)と呼ばれるアルゴリズムを採用し、効率的な価格設定を実現することで、信頼性の高いDEXの構築を目指している。
仮想通貨CETUSは、Cetusプロトコルのネイティブトークンとして機能し、ガバナンスや手数料の支払い、ステーキングなどに利用される。
CETUSの最大供給量に上限は10億CETUSである。CETUSの価格は、2024年5月20日現在、約14.69円であり、時価総額は約41億円である。時価総額ランキングでは772位に位置している。
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仮想通貨CETUSの特徴
Cetus プロトコル(CETUS)は、分散型取引所(DEX)であり、同時に、集中流動性プールのためのプロトコルでもある。ここからは、そんなCETUSの特徴について詳しく見ていこう。
CETUSには、主に次のような特徴がある。
- 2つのブロックチェーン上に構築
- 革新的なロールアップの概念:Ephemeral rollups(エフェメラルロールアップ)
2つのブロックチェーン上に構築
Cetusプロトコルは、従来のDefiプラットフォームのパフォーマンスとスケーリングを改善するために、高い処理能力と技術を持つ「Sui」と「Aptos」という2つのブロックチェーン上に構築されている。
両ブロックチェーンは、プログラミング言語にMoveを採用している。Move はWeb3開発者にとって扱いやすい言語であるため、開発効率の向上が期待できる。
また、安全性の高いMoveを使用して開発された両ブロックチェーンは、ユーザーの資金を安全に守るためにCetusプロトコルが求める条件を満たしている。
さらに、低コストな取引を提供できることは、ユーザーにとって大きな魅力となる。
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集中流動性プールを採用
従来のDefiプラットフォームは、ユーザーにとって使いにくく、流動性の面でも課題を抱えている。Cetusプロトコルは、集中流動性プールを採用することで、この問題の解決を目指している。
集中流動性プールは、ユーザーが預け入れた仮想通貨をプールにまとめることで、流動性を向上させる仕組みである。また、仮想通貨を預け入れたユーザーは、流動性プロバイダーとして報酬を得ることができる。
Cetusプロトコルは、この集中流動性プールに加えて、流動性プールの価格を自動的に調整する自動マーケットメイカー (AMM) と呼ばれるアルゴリズムを採用している。
これにより、常に最適な価格で取引できるようになるため、ユーザーにとってより効率的なDefiプラットフォームの提供につながる。
仮想通貨CETUSの価格動向
ここからは仮想通貨CETUSの価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2023年7月10日から2024年5月20日までのCETUS/USDチャートだ。
![仮想通貨CETUSの価格動向](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2024/05/仮想通貨CETUSの価格動向-1024x541.jpg)
仮想通貨CETUSの価格は、2024年5月20日現在、0.094ドル付近で推移している。ご覧のように2023年3月まで大きな下落もなく右肩上がりで上昇しているのがわかる。
2023年3月には一時約0.2ドルまで上昇していたが、現在は下落傾向が続いている。
CETUSは2023年5月にSuiメインネット上で稼働を開始したばかりの新しいプロトコルである。SETUSの価格は、サービス開始当初は、約0.03から0.06ドルの間で取引されていた。
その後はプロジェクトに対する期待と共に、2023年後半からの仮想通貨市場全体の強気な相場環境の影響を受けて上昇傾向を続け、2024年3月には0.2ドル台まで上昇している。
2024年5月現在、CETUSの価格は下落基調ではあるが、ビットコインをはじめ、仮想通貨市場全体が調整局面を迎えているため、この相場の流れ次第でCETUSの価格も変化する可能性がある。
CETUSは国内仮想通貨取引所での取扱いがないため、まず国内の取引所で元手となる仮想通貨を購入し、海外の取引所で購入するという流れが一般的だ。
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仮想通貨CETUSの将来性
Cetusプロトコル(CETUS)は、集中流動性プールを採用することで流動性を向上している。ここからは、そんなCETUSの将来性を考察してみよう。
- 従来型のDEXより革新性がある
- Liquidity As A Service(LAAS)を採用
従来型のDEXより革新性がある
Cetusプロトコルは、分散型取引所(DEX)であり、集中流動性プールのためのプロトコルとしての側面も兼ね備えている。
そのため、DEXとして単にデジタル資産の売買の場を提供するだけではなく、ユーザーや他のアプリケーションが自身のユースケースに合わせてプロトコルを利用できるように設計されている。
例えば、ユーザーや開発者は、Cetusプロトコルを利用して自分だけの流動性プールを作成したり、特定の取引戦略を実行したりすることができる。
これらの機能は、従来のDEXには見られない革新的な機能である。
Liquidity As A Service(LAAS)を採用
Cetusプロトコルは、「Liquidity As A Service(LAAS)」の概念を採用しており、ユーザーや開発者がサービスを構築する際に統合の容易さを重視している。
LAASは流動性をサービスとして提供する概念で、流動性を必要とするユーザーや開発者に対して流動性をレンタルすることを可能にする。
Cetusプロトコルの場合、Cetusプロトコルがユーザーや開発者が必要とする流動性を提供する。
具体的には、あるユーザーや開発者が新しい仮想通貨を作成する場合、その仮想通貨を流通させるための市場(流動性)が必要となるが、LAASを採用するCetusプロトコルを利用することにより、対象となる通貨に対する流動性を提供することができる。
Cetusプロトコルを活用することで、ユーザーや開発者は、新規仮想通貨の流通や取引コストの削減などのメリットを享受することができる。
これらの機能により、Cetusプロトコルは、ユーザーや開発者にとって高い拡張性や開発者向けツールを提供する革新性の高いDEXとなっている。
仮想通貨CETUSの注意点/リスク
Cetusプロトコル(CETUS)は、ユーザーや開発者にとって魅力的なツールを提供しているが、その一方で注意点やリスクも存在する。ここからは、そんなCETUSの注意点やリスクについて詳しく解説する。
技術的な複雑さを持つ
Cetusプロトコルは、従来のDeFiプロトコルと比較して技術的に複雑な側面を持っている。Cetusプロトコルが提供する集中流動性プールや自動マーケットメイカー(AMM)は、高度な機能性と柔軟性を提供する一方で、技術面において複雑さを持つ。
ユーザーや開発者は、集中流動性プールや自動マーケットメイカー(AMM)を適切に活用するために、これらの特性はもちろん、ブロックチェーン技術とDeFiに関する深い知識が必要となる。
具体的には、ユーザーや開発者がCetusプロトコルの流動性を使用する際、複数の価格帯に流動性を提供できるが、効果的な流動性を実現するためには、市場環境や取引量を考慮した上で適切な価格帯と流動性量を設定する必要がある。
このような高度な専門性が求められるため、複雑さがCetusプロトコル導入への参入障壁となる可能性がある。
新規性ゆえの未知なるリスクがある
Cetusプロトコルは、まだ新しいプロトコルであるため、その全ての機能や動作が完全に理解され、十分に検証されていない。そのため、予期しない未知の問題やリスクが発生する可能性がある。
具体的には、Cetusプロトコルが使用しているスマートコントラクトの設計や実装に問題がある場合、資金の損失につながる可能性がある。
また、Cetusプロトコルが提供する流動性プールがハッカーの攻撃対象となる可能性もある。もちろん、これらのリスクはCetusプロトコルに限った話ではないが、新しいプロトコルであるほど注意が必要だ。
日本国内の規制が及ばない
仮想通貨CETUSは、日本国内の仮想通貨取引所に上場されていないため、日本国内の規制が及ばない。そのため、投資家保護に関しても注意が必要だ。
CETUSへの投資を検討している方は、ここで挙げた注意点についても理解した上で投資判断を行なってほしい。
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仮想通貨CETUSのまとめ
仮想通貨CETUSは、Cetusプロトコルのネイティブトークンとして機能し、ガバナンスや手数料の支払い、ステーキングなどに利用される。
従来のDefiプラットフォームは、ユーザーにとって使いやすさと流動性の面で問題を抱えていたが、Cetus プロトコルは、集中流動性プールを採用することでこれらの問題を解決することができる。
Cetusプロトコルは、従来のDefiプラットフォームのパフォーマンスとスケーリングを改善するために、高い処理能力と技術を持つ「Sui」と「Aptos」という2つのブロックチェーン上に構築されている。
Cetusプロトコルは、この集中流動性プールに加えて、流動性プールの価格を自動的に調整する自動マーケットメイカー (AMM) と呼ばれるアルゴリズムを採用している。
- 集中流動性プールは、仮想通貨をプールにまとめることで流動性を向上させる仕組みである
- Cetusプロトコルは、分散型取引所(DEX)であり、集中流動性プールのためのプロトコルである
- 自動マーケットメイカー (AMM)は、流動性プールの価格を自動的に調整する
- 仮想通貨を購入するなら、コインチェックを利用できる
仮想通貨は、価格変動が激しいため、適切なタイミングで取引することが重要だ。
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