イーサリアムは、時価総額ランキングでビットコインに次ぐ2位*につけている人気の仮想通貨だ。*2024年12月20日時点、CoinMarketCap調べ
ただ、同じ仮想通貨と言っても機能はビットコインと大きく異なっており、そのことを知らない方も多いのではないだろうか。
そこで今回はイーサリアムについて、特徴やこれまでの歴史、今後の見通しなどを詳しく解説していく。
- イーサリアムのブロックチェーンは、DAppsを開発・運用できるプラットフォームである
- 基軸通貨は「イーサ(ETH)」で、一般的にはブロックチェーンの名前と同じイーサリアムという名前で呼ばれている
- イーサリアムチェーンではNFTの作成も可能で、NFTのプラットフォームとして高いシェアを誇る
- ロードマップに沿って、今後もアップデートが繰り返されていく見込みである
- イーサリアムは2020年末から2021年にかけて、価格が高騰した
- 2023年に入ってからは2022年末の動きとは異なり、価格上昇の傾向にある
- 2024年5月にSECが現物ETFを承認
- イーサリアムを取引するなら、国内有名取引所のCoincheckがおすすめ!
メジャーな通貨であるイーサリアムは、国内でも大半の仮想通貨取引所で取り扱いがあるが、Coincheckなら、操作性の高いスマホアプリで少額500円程度から購入可能だ。
イーサリアムに興味がある方は、ぜひこの機会にCoincheck公式サイトもチェックして、サービスの詳細を確かめてみよう。
【リアルタイム】イーサリアム(ETH)の現在の価格動向
2024年12月時点のイーサリアムの現在の価格動向は以下のようになっている。
後ほど詳しく解説するが、イーサリアムは2023年に入ってから上昇傾向にあり、4月には28万円にも到達した。
その後、価格は若干の下落基調にあったが6月末に再度価格上昇を果たし、再び28万円を突破するまでとなった。
2023年10月にかけては下落する場面を見せながら、2024年12月現在は仮想通貨全体での上昇に連動している。
また、11月後半にはイーサリアムの現物ETF申請準備の報道が出たことで再度急騰した。
また、2024年1月11日にはビットコインの現物ETFが承認されており、イーサリアムへの関心が集まっていたことから再上昇を見せている。
日本時間の5月24日には米SECが現物ETFの承認をしており高値を更新していた。一時は下落していたが、現在は仮想通貨に友好的なドナルドトランプ氏が米大統領に返り咲いた影響もあり、60万円台で取引されていた。
しかし、2024年12月時点ではFOMCでFRBがタカ派姿勢を見せたことから市場全体が下落し、ETHは52万円台で取引されている。
イーサリアム(ETH)とは
名称 | イーサ、イーサリアム |
ティッカーシンボル・通貨単位 | ETH |
基盤のブロックチェーン | イーサリアム |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク(PoS) |
価格* | ¥537,251.77 |
時価総額ランキング* | 2位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 |
Coincheck GMOコイン 楽天ウォレット コイントレード |
ビットコインは、中央集権的な管理者を排しての決済や送金を主たる目的として作られた通貨、およびブロックチェーンだ。
一方でイーサリアムのブロックチェーン(以下、イーサリアムチェーン)は、DApps(ダップス)を開発・運用できる”ブロックチェーンプラットフォーム”としての役割に比重を置いている。
DAppsはDecentralized Applicationsの略称であり、日本語に訳すと分散型アプリケーションとなる。
金融や保険、ゲームなど様々な分野でDAppsが開発されており、いずれもブロックチェーン技術を用いることで、中央管理者がいなくても機能するようになっている。
また、イーサリアムチェーンの基軸通貨となっているのが仮想通貨「イーサ(ETH)」であり、一般的にイーサは、ブロックチェーンの名称と同じくイーサリアムと呼ばれている。
なお本記事では、ブロックチェーンと仮想通貨を区別するために、ブロックチェーンのことは「イーサリアムチェーン」、基軸通貨であるイーサを「イーサリアム」と書き分けることとする。
イーサリアム(ETH)の特徴
さて、イーサリアムは、主に次のような特徴を有している。
- スマートコントラクトを実装している
- DAppsのプラットフォームとして高い市場シェア率を誇る
- NFTを作成できるプラットフォームでもある
スマートコントラクトを実装している
スマートコントラクトとは、第三者の手を介さずにあらかじめプログラムされた契約内容を自動で実行してくれる仕組みのことであり、イーサリアムチェーン上ではその特徴を生かしたDAppsが数多く開発・運用されている。
スマートコントラクトはよく、自動販売機に例えられる。
自動販売機はあらかじめ定められた代金を投入すれば、売り手を介さなくても売買契約が成立して、商品をすぐにゲットできるが、スマートコントラクトも基本的な仕組みはそれと同じである。
またイーサリアムのスマートコントラクトは、ブロックチェーン技術を用いることによって、プログラムの改ざんや取引の不正を防げるようになっている。
DAppsのプラットフォームとして高い市場シェアを誇る
DAppsを開発できるブロックチェーンプラットフォームは、イーサリアムチェーン以外にも数多く存在しているが、2023年12月時点で、イーサリアムチェーンはそのなかで圧倒的なシェアを誇っている。
Dappsとはブロックチェーンのスマートコントラクトを利用した分散型アプリケーションのことを指す。現在はDeFiやブロックチェーンゲーム、NFTの売買プラットフォーム、オークションプラットフォームなど様々なアプリケーションが開発されている。
例えばDAppsの一種でスマートコントラクトを金融取引に活用しているDeFi(分散型金融)での預かり資産を見比べると、イーサリアムチェーンは全体の約55%を占めており、次点のTronチェーン(シェア率約15%)を大きく突き放している。
例えば、Uniswapはイーサリアム上で最大のDeFiでは仮想通貨の交換、預入等が自動できる分散型金融アプリケーションであり、ユーザーは中央集権の取引所の制限を無視して仮想通貨の運用することができる。
このような便利なアプリケーションが次々イーサリアム上で構築されるため、多くのユーザーが利用しイーサリアムのエコシステムが発展している。
このように便利なアプリケーションが多数開発されているが、同時に多くのアプリケーションがステーブルコインに依存しているという問題もある。
ステーブルコインは主に米ドルと同じ価格になるように設計された仮想通貨のことを指し、代表的なステーブルコインにはUSDT、USDC、BUSD等がある。
これらのステーブルコインの流通があるためDeFiのガバナンストークンには価値が付いている側面があるため、万が一ステーブルコインに致命的な問題が発生した場合、多くのDeFiのガバナンストークンの価格が下落する可能性がある。
もちろん、主要なDeFiでの取引高が少なくなればガス代としてのETHの需要が少なくなりETHの価格にも影響を与えるだろう。
この問題と関係するのが、2023年2月にSECがステーブルコインの1つであるBUSDを発行するパクソスを訴える可能性があると米WSJ(ウォール・ストリートジャーナル)が報じた出来事だ。
また、米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)がパクソスに対し、新規BUSDの発行を停止を命じたと発表された。
このニュースを見る限り今後、SECがステーブルコインに対して何かしらの大きな規制を敷く可能性は十分にあり、動向次第ではイーサリアム上のアプリケーションが壊滅的な被害を受ける可能性があるため注意が必要だ。
ただ、ステーブルコインに依存しているチェーンはイーサリアムだけではないため他のチェーンも同様の影響があるだろう。
NFTを作成できるプラットフォームでもある
NFTとは「Non-Fungible Token(ノン ファンジブル トークン)」の略称で、日本語では非代替性トークンと訳される。イーサリアムではERC-721という非代替性トークンを標準化しており、簡単にNFTを発行することが可能だ。
NFTは、ブロックチェーン技術を応用して唯一無二性を付与されたデジタルデータであり、特にデジタルアートやゲームアセットの分野で近年需要が急拡大しているのだが、イーサリアムでもそのNFTを作成することができる。
なおNFTは、NFTマーケットプレイスというブロックチェーン上のプラットフォームで売買することができるが、その市場シェアをブロックチェーンごとで比較すると、イーサリアムは、DeFiでのシェア以上に圧倒的なシェアを誇っている。
詳しい情報はNFTとはの記事で解説しているため、是非合わせてチェックして欲しい。
イーサリアム(ETH)の歴史
ここで、イーサリアムのこれまでの歴史を振り返っておこう。
2015年7月:イーサリアムが一般に公開される
イーサリアムは、ヴィタリック・ブテリン氏が率いるイーサリアム財団によって開発され、2014年のプレセールを経て2015年7月に一般公開された。
なお当初は、取引ができてもデータはブロックチェーンに記録されないという実証実験のような仕様となっていた。
2016年3月:アップデート「ホームステッド」が実施される
約半年の実証実験期間を経てアップデート「ホームステッド」が実施され、ようやくイーサリアムが本格的に稼働することとなった。
また、そこから企業や個人の手によって、イーサリアム上でDAppsの開発が活発に行われるようになった。
2016年6月:The DAO事件(ハッキング事件)が発生する
The DAOとは、イーサリアムのスマートコントラクトを使って、第三者の仲介なしに投資先の選定や取引を行うことができる投資ファンドのことである。
The DAOはシステムに欠陥があり、それを突かれたことで約360万ETH(当時の価格で約52億円)が盗まれる事件が発生した。
ちなみにThe DAO事件は、ハッキングを受けたブロックチェーンを分岐して、ハッキングの影響を取り除くことによって収束に向かった。
その結果、ハードフォークする前のイーサリアムを支持するイーサリアムクラシック(ETC)とハッキングの事実を消去した今のイーサリアム(ETH)に分裂したのだ。
2017年10月~:スマートコントラクトが広く使われるようになる
2017年10月から大型アップデート「メトロポリス」が実施され、より簡単にスマートコントラクトを作成できるように仕様が変更された。
またメトロポリスではその他にも、ネットワークセキュリティの強化やプライバシー保護の強化といったアップデートが行われている。
2020年12月~:イーサリアム2.0が実装された
2020年12月にアップデート「セレニティ」が開始され、イーサリアム2.0が実装された。
イーサリアム2.0は実装時点で完全な状態になっているわけではなく、本記事執筆時点(2024年5月)でも段階的なアップデートが行われている。
イーサリアム2.0には様々なアップデートがあるが、鍵となるのはPoSへの移行とシャーディングだ。
PoS移行では、計算資源を投下してブロック間隔を短くすることでトランザクション性能を高める。シャーディングでは、ブロックチェーンを分けて並列処理することで、トランザクションの処理能力を高める。
また、イーサリアム2.0の目玉は、2022年9月に実施されたコンセンサスアルゴリズム(ブロックチェーンのブロックを生成する際の合意形成アルゴリズム)の変更である。
2022年9月:大型アップデートThe Mergeの実装
2022年9月には、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムを移行する大型アップデートThe Mergeが完了した。
従来のProof of Work(PoW)からProof of Stake(PoS)への移行が実装され、エネルギー効率の改善に繋がったとされている。
話題性の大きい大型アップデートだったが、市場の反応は冷ややかで特に目立った価格変動には至っていない。
2024年3月:「Dencun」の実装完了
2024年3月には、L2手数料削減を目指す大型アップグレード「Dencun」の実装が完了した。
「Dencun」は、2023年末に実装される予定であったが、延期をして2024年3月13日に実装された形である。
本アップグレードにより、EIP-4844(プロトダンクシャーディング)の導入が実装された。レイヤー2のロールアップチェーン上でのガス代が最大で10分の1まで減少するため、さらなるスケーラビリティの改善が期待されている。
ここではあくまでイーサリアムの歴史のなかでも重要なもののみを取り上げたが、見て分かる通り、イーサリアムチェーンはいくどとなくアップデートを繰り返して機能の向上を図っている。
また、アップデートは現在進行形で行われており、後述するが今後も数年がかりで続いていく見込みだ。
2024年5月:米SECが現物ETFを承認
米SECは2024年5月24日にイーサリアムの現物ETFを承認した。
2024年1月のビットコイン現物ETF承認後、イーサリアムの承認期待が高まっていたが、長期化するとの見方が多くあった。しかし、早期の承認となり大きな話題となっている。
申請されていたブラックロックやフィデリティ、グレースケールなどを含む計8銘柄の19b-4フォームが全て承認されている。
今回の承認は市場予想に反するものであったため、承認直前に期待が高まり大きく価格が上昇している。
イーサリアム(ETH)の価格動向/推移
続いては、イーサリアムのこれまでの価格動向をおさらいしておこう。
以下に示すのは、イーサリアムが市場で取引されるようになった2016年から2024年12月までの、イーサリアム/米ドルチャートだ。
こういったマクロな視点で見てみると、イーサリアムは市場での取り扱いが始まってしばらくは大きな値動きがなかったが、2017年に入って値上がりし始め、特に2017年後半から2018年初頭にかけてのいわゆる仮想通貨バブルで急騰したことがわかる。
また、バブル崩壊後は再び長らく低迷が続いたが、2020年末から2021年にかけて高騰して、2017年のバブル時の高値を大幅に更新した。
2020年末からの高騰は、コロナ禍での大規模な金融緩和で生じた投資家の余裕資金が仮想通貨市場全体に流入してきたことや、ビットコイン先物ETFがアメリカで初めて承認されてそれが市場にポジティブに受け止められたことなど、複数の要因が重なって起きたと見られている。
ただ、高騰の勢いは長続きせずに2021年末からは一転して下落基調となり、2022年6月には、2018年初頭の仮想通貨バブル時につけた高値を割り込んでいる。
イーサリアムの買うタイミングは投資マネーが市場から少なくなっている時期がいいだろう。相場にお金が戻ってきて価格が一気に上がってしまった後では上昇による価格差益をが少なくなってしまう。
このような相場は仕込むには良いタイミングだと判断できる可能性もある。しかし、どのタイミングでも投資には一定のリスクがあるため注意が必要だ。
イーサリアム(ETH)におすすめの仮想通貨取引所
イーサリアムは、ビットコインに次ぐメジャーな通貨であるため、国内でも多くの仮想通貨取引所で取り扱われている。
今回はそのなかからおすすめの4社をピックアップして、基本情報や特徴を紹介していこう。
より詳しい情報を知りたいという方は仮想通貨のおすすめ記事をチェックして欲しい。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ、 SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (イーサリアムの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):取り扱いなし |
取引手数料 (イーサリアムの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):取り扱いなし |
仮想通貨の送金手数料 (イーサリアムの場合) |
0.005~0.16 ETH |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckは、アプリダウンロード数でNo.1*を獲得している、人気の仮想通貨取引所だ。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
取り扱う仮想通貨は31種類で、そのすべてにワンコイン(500円)から投資することができる。
またCoincheckでは、仮想通貨取引以外にもサービスが豊富にそろっており、例えば自動積み立てサービスの「Coincheckつみたて」を使えば、仕事が忙しくて自分で取引をする時間を作れない方でも、手軽に無理なくイーサリアムなどへの積み立て投資をすることが可能だ。
他には「貸暗号資産サービス」を使うと、長期保有している仮想通貨をCoincheckに貸し付けることにより、利息で稼ぐこともできる。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (ETHの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 ETH 現物取引(取引所):0.0001 ETH |
取引手数料 (ETHの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (ETHの場合) |
0.005 ETH |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもイーサリアムを含む40銘柄の取引が可能だ。
取引所からイーサリアムの取引を行うことで、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM、 APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (イーサリアムの場合) |
販売所:0.00001ETH 取引所:0.00001ETH レバレッジ取引:0.00001ETH |
取引手数料 (イーサリアムの場合) |
販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
取り扱い銘柄は24種類と国内取引所では並の水準だが、イーサリアムを始めとしたメジャーな通貨は一通り扱っている。
メジャー通貨だけでなくマイナー通貨も続々と上場されているので、アルトコインを取引したいという方にも最適だ。
また、SBI VCトレードでは取引所形式での取引ができるほか、各種手数料が無料のため、余計なコストをかけずに仮想通貨ができる点も魅力と言えるだろう。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
GMOコイン
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 26種類 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、 XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、 QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、 MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、 FCR、DOGE、SOL、CHZ、ASTR、 FIL、SAND、AVAX |
最小取引数量 (イーサリアムの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 ETH 現物取引(取引所):0.01 ETH レバレッジ取引(販売所):0.1 ETH レバレッジ取引(取引所):0.1 ETH |
取引手数料 (イーサリアムの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO API |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
関連記事 | GMOコインの評判・口コミ |
GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループに属している仮想通貨取引所で、国内最多クラスとなる26種類の仮想通貨を取り扱っている。
取引方法は現物取引とレバレッジ取引の2種類があり、さらに現物取引とレバレッジ取引のどちらも、取引の形式を、GMOコインとユーザーの間で取引する「販売所」と、ユーザー同士で取引を行う「取引所」から選択できるようになっている。
また、GMOコインでは仮想通貨を出金する際に手数料がかからない。
そのため、DAppsなどで利用するためにイーサリアムの購入を考えている方は、ぜひGMOコインも選択肢の1つとして、どの仮想通貨取引所を使うのかよく検討してみてほしい。
楽天ウォレット
名称 | 楽天ウォレット |
運営会社 | 楽天ウォレット株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱い銘柄数 | 9種類(レバレッジ取引) |
最小取引数量 | 現物取引(販売所):100円 レバレッジ取引(販売所):0.001 ETH |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 | 現物取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 300円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 楽天ポイントで投資 楽天キャッシュへチャージ |
公式サイト | 楽天ウォレット公式サイト |
関連記事 | 楽天ウォレットの評判 |
楽天ウォレットは、楽天グループの運営する仮想通貨取引所だ。
取り扱い銘柄は9種類と少なめだが、イーサリアムは現物取引だけではなくレバレッジ取引にも対応している。
楽天ポイントをイーサリアムに交換できるほか、楽天キャッシュへイーサリアムをチャージすることで、各種サービスの支払いができる。楽天ならではの魅力的なサービスとなっており、普段楽天ポイントを貯めている方には大きなメリットと言えるだろう。
楽天銀行との連携も簡単で、リアルタイムで入出金ができるので、楽天を活用しているユーザーはぜひこの機会にチェックしてみてほしい。
コイントレード
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) |
取り扱い銘柄 | 19種類 BTC、BCH、ETH、LTC、XRP、 PLT、IOST、ADA、DOT、XTZ、 AVAX、HBAR、MATIC、NEAR、 ZPG、ZPG Silver、ZPG Plutinum、 SOL、ATOM |
最小取引数量 (イーサリアムの場合) |
0.0001 ETH/回 |
取引手数料 (イーサリアムの場合) |
無料 |
送金手数料 (イーサリアムの場合) |
0.005 ETH |
その他のサービス | ステーキング レンディング |
公式サイト | コイントレード公式サイト |
関連記事 | コイントレードの評判 |
コイントレードは、株式会社マーキュリーが提供するサービスだ。
豊富な19種類の通貨を扱っており、手数料無料で現物取引ができる。
現物取引以外にも、仮想通貨を預けるだけで定期的に報酬が得られるステーキングも提供されている。
イーサリアムの場合は、90日間のロック期間が設けられており、最大年率2.8%で運用可能だ。
販売所で購入したイーサリアムを長期で保有する際は、ステーキングを利用することで売却以外での利益が見込める。
イーサリアムの長期保有を検討している方は、コイントレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
イーサリアム(ETH)の買い方・投資方法
続いては、先ほど紹介したCoincheckを例にして、イーサリアムの購入方法を確認しておこう。
- 仮想通貨取引所(Coincheck)で口座を開設する
- 購入資金を入金する
- イーサリアムの値動きを分析する
- 数量を決めて購入する
仮想通貨取引所(Coincheck)で口座を開設する
まずはCoincheck公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
Coincheckでの口座開設手順は以下のとおりで、本人確認手続きは、スマホで自身の顔と本人確認書類を撮影アップロード形式で行える。
- メールアドレスを登録する
- 各種重要事項を確認する
- 電話番号認証をおこなう
- 個人情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
なお、詳しい口座開設の流れは以下の記事で紹介しているので、興味がある方はぜひ参考にしてみてほしい。
購入資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にイーサリアムの購入資金を入金しよう。
Coincheckの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む振込入金と、インターネットバンキングを用いたクイック入金のコンビニ入金の3種類から選択可能だ。
イーサリアムの値動きを分析する
購入資金の入金が済めば、いつでも取引を始められるのだが、闇雲に取引をするのはおすすめしない。
なぜなら、イーサリアムに限らず仮想通貨への投資は、価格変動による損失リスクを伴うからだ。
まずは取引ツールに搭載されているチャート機能を使い、イーサリアムの値動きをよく分析して、より有利に取引できるタイミングを探ろう。
なお、豊富な描画ツールやテクニカル分析指標が揃っているコインチェックの取引ツールなら、値動きの細かな分析が可能だ。
数量を決めて購入する
値動きを分析して、自分にとってより有利な取引のタイミングが巡ってきたら、いよいよイーサリアムを購入してみよう。
ストリーミング(成行)注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでOKだ。
さらにCoincheckは成功注文以外にも、指値注文や逆指値注文などの多彩な注文方法が用意されているので、それらを駆使して、より有利な価格での購入を狙ってみてもよいだろう。
以上、Coincheckを使ってイーサリアムを購入する方法を紹介した。
Coincheckなら、操作性の高いスマートフォンアプリから手軽にイーサリアムが購入できる。
イーサリアムに興味がある方は、ぜひこの機会にCoincheckの利用を検討してみてはいかがだろうか。
イーサリアムの価格予想・見通し①短期テクニカル分析
ここからは、より深くイーサリアムの将来予想や見通しについて、テクニカル分析を用いて解説していきたい。「短期的にはイーサリアムはどのように推移するの?」と疑問をお持ちの方はぜひとも参考にしてほしいと思う。
1~3ヶ月ほどのスパンの分析を展開していく。テクニカル分析はあくまでも、分析手法の一つであり、その予想は決して絶対ではないということを念頭においてほしい。
イーサリアムの現状
現状のイーサリアム相場の全体像を把握するために、イーサリアムの価格推移をETH/JPYチャートで確認していこう。
次のチャートは、2024年3月15日から2024年12月3日までの日足の値動きを示したものだ。
2024年12月3日現在、イーサリアムの価格は、日足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成している。
2024年3月から現在までの相場状況を詳しく見てみると、5月27日に高値となる62万3810円(赤枠上部)を付けて以降、下落傾向を強めていた。
8月には、一時30万6千円付近(赤枠下部)まで下落する局面が見られたが、その後は下落の勢いが弱まり、安値の切り上げに成功して上昇トレンドに転換している。
トレンド転換後は順調に上昇を続け、12月3日現在、価格は54万円付近で推移している。
今後はこの上昇傾向がどこまで続くかがポイントとなる。
今後の価格動向
現状の相場状況を踏まえた上で、今後1ヶ月~3ヶ月程度の短期的なイーサリアムの価格について見ていく。
次のチャートは、2024年3月15日から2024年12月3日までの日足の値動きを示したものだ。
イーサリアムの価格は、日足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成している。
先月11月の記事で、「赤の水平線で示すレジスタンスライン付近に到達していることから、短期的に下落する可能性がある」、「上昇を継続するには直近高値の41万6913円を上抜き、安値を切り上げる必要がある」との見解を示した。
その後の結果は、「41万6913円を一気に上抜き(緑枠)、安値切り上げに成功」している。
今後の展開については、現在の上昇傾向がどこまで続くかがポイントとなるが、現状赤帯で示す抵抗帯上部に到達しており、この価格付近で上昇の勢いが抑えられている。
今後上昇を継続するには、直近安値の50万188円(赤枠)を下抜けることなく、安値を切り上げることができるかがポイントとなる。
もし価格が50万188円を下抜けた場合、短期的な上昇の勢いが失われるため、調整が長引く可能性が高まる。
今後はこれらの点に注目しつつ価格推移をチェックしたい。
イーサリアムの価格予想・見通し②長期テクニカル分析
長期的なイーサリアム相場の全体像を把握するために、イーサリアムの価格推移をETH/JPYチャートで確認していこう。
次のチャートは、2020年1月6日から2024年12月5日までの週足の値動きを示したものだ。
2024年12月5日現在、イーサリアムの価格は週足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成しており、価格は58万7000円付近で推移している。
2020年1月から現在までの相場状況を見てみると、2021年11月に高値となる55万1111円(赤枠上部)付けて以降、下落傾向を強め、2022年6月には一時11万9000円まで下落する局面が見られた。
2023年に入り安値を切り上げると、その後は順調に高安を更新しながら上昇トレンドを維持している。
直近の相場状況は、2021年11月に付けた高値付近の価格帯(緑枠)で価格が推移している。
長期的な視点で、この上昇がどこまで続くかが今後のポイントとなる。
今後の価格動向
現状の相場状況を踏まえた上で、今後半年~1年程度の長期的なイーサリアムの価格について見ていく。
次のチャートは、2020年1月6日から2024年12月5日までの週足の値動きを示したものだ。
イーサリアムの価格は、週足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成している。
長期的な相場状況を踏まえた上で、価格動向を細かく分析してみると、2022年6月に安値11万9000円(赤枠)を付けたイーサリアムの価格は、その後順調に安値を切り上げながら上昇していることがわかる。
今後の展開については、現在上昇トレンド中の価格がどこまで続くかがポイントとなるが、現状直近高値である62万3810円(緑枠)に向けて上昇している。
このような相場環境の中で長期的なシナリオを考えると、チャネルライン上部までまだ距離があるので、まずは短期足レベルの時間軸で調整しながら直近高値を更新し、65万円付近まで上昇する可能性がある。
その後は上昇トレンドが継続している限り、山谷を形成しながら上昇基調を続けることになる。
この想定の下に長期的な価格を予測すると、70万円付近から110万円付近が当面のターゲットとなる。
しかし、この価格帯を超えると200万円程度まで上昇できる相場環境になっている。
一方で、30万7003円を下抜けた場合、上昇の勢いが失われるため、トレンド転換の可能性を考慮する必要がある。
イーサリアムのトレードを行ってみたいという方は、ぜひCoincheck公式サイトも併せてチェックしてみてほしい。
イーサリアム(ETH)の今後の見通し/将来性
これまで着実にプラットフォームとしての需要を獲得し、価格も堅調に推移しているイーサリアムだが、その今後についてはどうだろうか。
イーサリアムでは次のような要素が、将来の価値や需要の変化に対してポジティブに働くと見られている。
- イーサリアム現物ETF承認後の投資集中
- 長年抱えていたスケーラビリティ問題が解消される見込みである
- 今後も数年がかりで、アップデートが続く見込みである
- 企業によるビジネス利用が模索されている
イーサリアム現物ETF承認後の投資集中
2024年1月には、ビットコインの現物ETFが米SECによって承認された。米SECはこれまで何度も現物ETFを却下してきたため、市場では大きな話題となり一時的に価格高騰が発生している。
現在の市場はビットコインからイーサリアムの現物ETF承認に注目が集まっていた。ブラックロックやフィデリティ、VanEckなどの米大手運用会社が米SECに申請をしていたが、2024年5月24日に本承認となっている。
いくつかの見方によればイーサリアム現物ETFのSECによる審査には政治的な意図が絡んでいるとされている。
特に、時期大統領に決定したドナルド・トランプ氏が仮想通貨業界に対する支持を表明したことが、その背景にあると指摘されている。
ETF承認後の価格動向には投資が集中する可能性があるので、今後の動向に注目したい。
長年抱えていたスケーラビリティ問題が解消される見込みである
イーサリアムチェーンは、これまで長らくスケーラビリティ問題を抱えていた。
スケーラビリティ問題とは、需要過多などの要因から、取引の処理遅延や手数料高騰などが発生することである。
つまりイーサリアムは、管理者を排することでスピーディな取引と割安な手数料を実現するはずが、プラットフォームとしての需要が大きすぎて、それを達成できずにいたということだ。
しかしアップデートをかけていくことによって、その状況が今後、大きく改善されると見られている。
まず、2022年9月に実施された大型アップデート「The Merge」では、スケーラビリティ問題と大きな関わりがあるコンセンサスアルゴリズムが変更された。
今後も数年がかりでアップデートが続く見込みである
イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、2022年1月に、イーサリアムの開発における進捗状況は約50%であると述べている。
2022年9月には、コンセンサスアルゴリズムを変更する大型アップデート「The Merge」が実施されたのだが、ロードマップによると今後も「The Surge」「The Scouege」「The Verge」「The Purge」「The Splurge」と、5段階のアップデートが計画されている。
先述のとおりイーサリアムチェーンは、すでにDAppsやNFTの開発プラットフォームとして高いシェアを獲得しているが、これらのアップデートによって利便性やセキュリティ性能がさらに向上すれば、その地盤はより揺るぎないものとなり得るだろう。
直近では2023年4月に「Shanghai」アップデートが実施された。これまでETHの供給量の約13%がロックアップされており、ステーキング報酬として約6%の報酬が分配されていたが、このアップデートによってこれらETHの引き出しが可能になっている。
多くのETHがアンロックされるため市場に売り圧力が大きくなるのではという声も多く、引き続きETHの動向には注目していく必要があるだろう。
企業によるビジネス利用が模索されている
スマートコントラクトを備えたプラットフォームであるイーサリアムチェーンは、企業にとってもビジネスに活用できる可能性を秘めている。
そこで、企業におけるイーサリアムチェーンの活用を推進するため、2017年に設立されたのがイーサリアム企業連合(EEA)だ。
EEAは、MicrosoftやJPモルガン、日本からもNTTといった有名企業がメンバーに名を連ねている。
EEAの取り組みによって、イーサリアムチェーンが活躍の場を広げることができれば、自ずと通貨としての価値も向上していくことだろう。
イーサリアム(ETH)はオワコン?課題・リスクを解説
ここまでイーサリアムに関して比較的ポジティブな要素ばかりを見てきたが、最後に課題や問題点も知っておこう。
- 発行上限が存在しない
- イーサリアムを取り巻く法整備が不完全である
- ボラティリティが高い
発行上限が存在しない通貨である
イーサリアムはプラットフォームで使われる手数料として想定されているため、ビットコインのように発行上限が設定されておらずエコノミクスの拡大に合わせてトークンの枚数が増えていく可能性がある。
そのため、無制限に増え続けるということになればトークン1枚あたりの価格は低くなっていくだろう。この問題を解決するために、イーサリアムではガス代がBurn(焼却)される仕組みを採用している。
その結果、イーサリアムが使われれば使われるほど新規発行枚数よりもBurn(焼却)される枚数の方が多くなり価値が保たれる仕組みだ。
また、イーサリアムはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用していたため、エネルギー消費量が膨大な問題やマイナーたちに対してETHをマイニング報酬として支払う必要があった。これらの問題を解決するために2022年9月に「マージ(Merge)」が行われプルーフ・オブ・ステーク(PoS)へ移行した。
その結果、イーサリアムの発行量を劇的に少なくすることに成功し、希少性を高めることができたと捉える投資家も多い。
発行上限が存在しないのは問題点として考えられるが、それを解決するための試みは既に実行され発行枚数を抑えている点は引き続き注目していく必要があるだろう。
イーサリアムを取り巻く法整備が不完全である
イーサリアムチェーンで開発・運用されているDeFiやNFTのサービスは、次々と革新的なサービスが誕生していることもあり、法整備がまともになされていない。しかしどの国でもそれらのサービスには目を光らせており、いずれは法整備が追いついてくるだろう。
だが、そのなかでサービスの魅力を奪うような規制をかけられると、一気に需要が減少する可能性もあるので、動向に注意が必要だ。
例えば、SEC(米国証券取引委員会)は仮想通貨のステーキングに対して厳しい姿勢を示していることで知られている。
そのためSECが一般投資家のETHのステーキング禁止するという自体になれば多くのユーザーがイーサリアムから離れる可能性も出てくる。
実際に米国コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏はステーキングの規制について懸念を示している。
1/ We’re hearing rumors that the SEC would like to get rid of crypto staking in the U.S. for retail customers. I hope that’s not the case as I believe it would be a terrible path for the U.S. if that was allowed to happen.
引用元:X(旧Twitter)
しかし、イーサリアムは度重なるアップデートで変化してきているという特徴があり、何らかの規制でイーサリアムに悪影響が出る可能性が濃厚となれば新しいアップデートによって回避しようとする試みが考えられるだろう。
そのため、今後のアップデート情報には引き続き注目していく必要がある。
ボラティリティが高い
イーサリアムに限らないが、仮想通貨の大半はボラティリティ(価格変動の度合い)が非常に高い。
イーサリアムにおいても、例えばわずか1カ月足らずで価格が半値まで下落するといったことがいくども起きており、これでは通貨としての信用を広く得ることは難しい。
また、こういった従来の仮想通貨が抱える問題を解消するため、より価格が安定したステーブルコインという仮想通貨も登場して需要を伸ばしていることからも、イーサリアムの高いボラティリティは大きなリスク要因の1つだと言えるだろう。
イーサリアムに関してよくある質問
- イーサリアムとビットコイン、買うならどっちがいいですか?
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イーサリアムとビットコインは、仮想通貨としての性質や目的や使用用途が異なる。
一概にどちらがいいとは言い切れないだろう。
どうしても決められないという方は、両方買ってみるのも一つの手であると言えるかもしれない。
- イーサリアムが暴落する理由は何ですか?
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イーサリアムの暴落は、ビットコインを中心とした仮想通貨市場全体の暴落につられて起こることが多い。
各国の仮想通貨の規制強化や、金融引き締め、その他金融市場との連動して下がることが挙げられるだろう。
しっかりと情勢を見極めて投資を行うことが非常に大切だ。
- イーサとイーサリアムの違い
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イーサは、イーサリアムブロックチェーン上で使用される暗号通貨だ。取引手数料の支払いなどに使われ、イーサリアムの経済活動を支えている。
イーサリアムは、その基盤となるブロックチェーンネットワークおよびプラットフォームの名前で、分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトを構築・実行するための技術基盤である。
イーサリアムはシステムそのもので、イーサはその中で使われる「通貨」に相当する役割を果たしている。
イーサリアム(ETH)の今後の見通しのまとめ
今回はイーサリアムについて、その特徴や歴史、今後の見通しなどを紹介した。
- イーサリアムチェーンは、DAppsやNFTを開発・運用できるプラットフォームである
- 基軸通貨は「イーサ(ETH)」であり、一般的にはブロックチェーンと同様にイーサリアムと呼ばれている
- イーサリアムチェーンは、今後のアップデートでスケーラビリティ問題が解消される見込みである
- 企業によるビジネスシーンでの利用にも、期待が寄せられている
- 2024年5月24日に現物ETFが承認された
イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額ランキング2位*の通貨であり、投資・投機の対象として高い支持を集めている。*2024年12月時点、CoinMarketCap調べ
さらに、DAppsやNFTを開発できるプラットフォームとして、高いシェアを獲得している。
近年では機能面においてイーサリアムを上回るプラットフォームも登場してきているが、イーサリアムに先行者利益があることもあり、その覇権を奪うところまでにはいまだ至っていない。
また、ロードマップに沿ってアップデートが繰り返し行われており、将来性にも期待できる仮想通貨の1つだと言えるだろう。
この記事を通して魅力を感じたなら、ぜひ実際に、仮想通貨取引所をとおしてイーサリアムに触れてみてはいかがだろうか。
なお、イーサリアムを取り扱う仮想通貨取引所は数多くあるが、Coincheckは、高性能な取引ツールでイーサリアムの取引ができる。
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