仮想通貨(暗号通貨)の世界には様々なプロジェクトがあるが、その中でも最も野心的なプロジェクトの一つとして注目を集めているのがワールドコイン(仮想通貨WorldCoin)だ。
WorldCoinは、OpenAIのCEOであるSam Altman氏が共同創業したプロジェクトで、人工知能の発展に伴い、人間とボットの区別がつかなくなる未来に備え、すべての人々がグローバルな経済にアクセスでき、恩恵を受けられるようにするという野心的なビジョンを持っている。
このプロジェクトは、これまでローンチされた仮想通貨の中でも、類を見ない壮大なプロジェクトであるが、プライバシーやセキュリティ、各国の規制の問題など不明な点も多い。なお、創業者のSam Altman氏が2023年7月24日に「ワールドコインプロジェクトのトークンである$WLDをローンチする」と突如発表し、実際に同日、取引所への一斉上場を果たしたことから大きな話題となった。
本記事では、WorldCoinの特徴や将来性、リスクなどについて詳しく解説する。
・WorldCoinは、OpenAIのSam Altman氏が共同創業したプロジェクト
・人間であることを証明するデジタルID(World ID)を提供する
・World IDに紐づいて無料でトークンが配布される
・World Appは支払いや購入、送金などを行うことができるアプリ
・2024年2月にOpenAIの動画生成AI「Sora」発表で価格が高騰
・2024年10月に「World Network(ワールド)」への名称変更と新たな展開を発表
・今後に備え、国内有名取引所のbitbankに口座開設することも選択肢の一つ
さて、次々と新たな仮想通貨プロジェクトが立ち上がる中、気になるプロジェクトへの投資を考えている方もおられるだろう。変化の激しい仮想通貨市場でチャンスを逃すことなく取引するには、安全性や信頼性の高いプラットフォームが求められる。
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【リアルタイム】ワールドコイン(WLD)の現在の価格動向
2024年11月時点のワールドコイン(WLD)の価格動向は以下のようになっている。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)は、2023年8月に海外取引所で続々と上場された。
上場直後は価格が急騰し、約7ドルの高値を付けている。
上場前から情報公開が盛んに行われていたということもあり、投資家内での期待値が高まった証拠と言えるだろう。
2023年9月までは大きく下落し1ドルを割る場面もあったが、2023年後半から徐々に上昇し、12月には4ドル台まで高騰した。
特に、2023年12月の上昇幅が大きいが、12月18日には、「スラッシュペイメント」での決済対応が発表されたことが高騰の要因と言えるだろう。
「スラッシュペイメント」は、暗号資産を保有していなくても自動スワップにより支払先の暗号資産で決済ができる仮想通貨の決済サービスだ。
また、12月13日にはRedditやTelegram、Minecraft、ShopifyなどのサービスでワールドコインIDが利用できるようになったことも価格上昇の背景と考えられる。
高騰は長く続かず、一時は2ドル台で推移していたが、2月16日にはOpenAIの動画生成AI「Sora」発表による思惑買いが加速し、一時11ドル台まで急騰した。
11月現在は2.0ドル台まで価格を戻しており、押し目を付けられるかが重要となる。今後の動向から目が離せない。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)とは
創業時期 | 2020年 |
トークンローンチ時期 | 2023年7月 |
開発者 | Tools for Humanity |
運営者 | Worldcoin Foundation |
トークン価格* | ¥319.28 |
トークンの時価総額* |
¥200,252,608,011.77 |
時価総額ランキング | 63位 |
取扱のある取引所 | 国内取引所への上場はなし |
OpenAIのSam Altman氏と、量子情報科学と機械学習の専門家であるAlex Blania氏によって、2020年に共同設立された。
Worldcoinは、これまでの仮想通貨にはない野心的なビジョンを持っている。
公式サイトによると、Worldcoinは国や背景に関わらず、誰もがグローバル経済にアクセスできるようにすることを目指しており、地球上のすべての人が受け入れられ、利益を享受できる経済の未来を実現することを掲げている。
2023年前半にローンチ予定とだけ発表されていたが、長らくトークンローンチの気配は見せていなかった。
しかし、創業者のサム=アルトマン氏が2023年7月24日に「ワールドコインプロジェクトのトークンである仮想通貨WLDをローンチする」と突如発表した。
そして、実際に同日、バイナンスやOKXなど大手海外取引所への一斉上場を果たしたことから大きな話題となった。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)の特徴
Worldcoinは、世界中の個人や企業がグローバルな経済にシームレスに参加し、自己の経済的な未来の形成を可能にするという、野心的な目標を掲げている。
また、Worldcoin Foundation(ワールドコイン財団)が、このプロジェクトの管理者として関わり、Worldcoinのコミュニティの支援を行いながら、プロジェクトが自立するまで成長させる役割を担っている。
ここでは、Worldcoinの具体的な特徴について詳しく解説する。
グローバル経済への参加を促進
WorldCoinは、国や背景に関係なく、すべての人々がグローバルな経済にアクセスでき、恩恵を受けられるようにすることを目指している。その実現に向けてカギとなるものを以下に示す。
・ID(World ID)
・トークン(worldcoin)
・アプリ(World App)
ここからは、それぞれの特徴について解説する。
World ID
World IDは、「人間であること」を証明するデジタルIDで、Orbという虹彩をスキャンする装置を使って取得する。
これにより、ユーザーは個人情報を明示することなく、アプリにアクセスすることができる。
WorldCoinトークン
WorldCoinトークンは、世界中の人々に無料で配布される仮想通貨で、虹彩をスキャンして、World IDを取得後に無料で配布される 。
配布されたトークンの価値がいくらになるのか、あるいは価値を持つのかについては保証されていない。他の仮想通貨と同じく、様々な要因により変化する可能性がある。
World App
World Appは、Tools for Humanityが開発、運営するアプリで、支払いや送金など、決済手段としての機能を持つ 。
WorldcoinとEthereum(イーサリアム)のプロトコルを利用しており、プロトコルに対応するその他の仮想通貨も扱うことができる。
ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の構築
WorldCoinは、Worldcoin Grantsを通じて、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)のグローバルな分配システムの実現を目指している。
Worldcoin Grantsとは、Worldcoinトークンを毎月受け取ることができるもので、World IDを使って、人間であることを証明することで受け取ることができる。
個人の価値や平等性を認め、基本的な生活水準を保障するというビジョンを持つWorldcoinは、来るべきAI時代に備え、人々に自由や平等な機会を提供することが期待されている。
刻々と変化する時代の中で、円やドルといった伝統的な通貨だけを所有することに不安を感じる方もおられるだろう。
そんな中、変化の激しい仮想通貨の世界で、変化に乗り遅れることなく新たな経済の未来を切り拓くための選択肢として、Worldcoinのような革新的な技術に支えられた仮想通貨が注目されている。
大手仮想通貨取引所のbitbankは、数多くの仮想通貨や価格をリアルタイムで確認できるほか、スマートフォンアプリやウェブサイトから簡単に取引できる。
セキュリティ対策にも力を入れており、安全な仮想通貨の保管環境を提供しているので、まだ口座をお持ちでないという方は、ぜひこの機会にbitbankの公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)の将来性
WorldCoinは、分散型金融や人工知能などの分野で革新的な役割を果たすことを期待されている。
ここからはWorldCoinの将来性について解説する。
World Network(ワールド)への名称変更と新たな展開を発表
仮想通貨プロジェクトの「ワールドコイン」は、2024年10月18日に「World Network(ワールド)」への名称変更と新たな展開を発表した。
大規模なリブランディングにより、イーサリアムを基盤とするレイヤー2ブロックチェーン「World Chain」が正式にメインネットとして稼働した。
これまではOptimism上で稼働していたが、現在はイーサリアムチェーンに変更されている。
リブランディングにあたり、Worldは「プロジェクトの規模拡大とWorld IDの人間証明プロトコルの重要性が増す中で、『Worldcoin』という名称はプロジェクトの使命を十分に反映していない」と表明した。
今後は、World Chain、World ID、Worldcoinの3つを主要な柱とし、AIの発展において人間を中心に据え続けることを目指す。そして、認証済みの実在する人間から成るネットワークを構築することを目標として掲げている。
AI時代を見据えたコイン
WorldCoinは、人工知能の発展に伴って人間とボットの区別がつかなくなる未来に備えるために立ち上げられたプロジェクトである。
まだ不確定要素が多く未知数だが、その革新的な技術により、将来的には伝統的な通貨に代わる新しいグローバルな通貨になる可能性がある。
ペイパル、OpenAIとの提携を模索
暗号資産ワールドコイン(WLD)を開発するTools For Humanity(TFH)は、2024年4月にペイパルやOpenAIと提携交渉を行っていると報じられた。
OpenAIがワールドコインにAIソリューションを提供し、将来的な相乗効果を目指す議論が進行中だが、詳細や具体的な計画はまだ不明である。
ワールドコインは、ChatGPT開発で知られるサム・アルトマン氏が主導している。このため、OpenAIの動きがワールドコインに影響を与えることもあった。
決済大手ペイパルやOpenAIとの提携が実現すれば、今後ワールドコインの価格にも大きな影響を与える事が予想される。
サム・アルトマン氏が主導している
先述の通り、ワールドコインはChatGPTで一世を風靡したOpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が主導しているプロジェクトだ。
圧倒的なカリスマ性と、リーダシップでワールドコインプロジェクトを成功に導いてくれるのでは、と期待する声も多く上がっている、
また、彼は核エネルギー分野にも進出するなど、非常に多岐に渡ってビジネスを展開している。ワールドコインだけでなく、彼が関わるその他のプロジェクトとのシナジーも期待できると言えるだろう。
World ID 2.0のアップグレード
2023年12月には、World ID 2.0のアップデートが発表された。本アップデートにより、ディスコードやマインクラフト等のアプリと統合可能になっている。
World IDの所有者は、World ID2.0と統合されているアプリへのアクセス時にQRコードをスキャンすると、本人確認ができるようになった。
- ディスコード(Discord)
- マインクラフト(Minecraft)
- テレグラム(Telegram)
- レディット(Reddit)
- ショッピファイ(Shopify)
- メルカドリブレ(Mercado Libre)
ショッピファイを例に見ると、World IDを介して本人確認をしたユーザーに、ショッピファイ加盟店が1回限りの割引券を発行できる。割引券を複数回求めてくる偽メールや詐欺の乱用を防止可能だ。
各種サービスの利便性だけではなく、安全性の向上にも期待されており、幅広いサービスで普及する事が期待されている。
多額の資金調達に成功
WorldCoinは、OpenAIのCEOであるSam Altman氏が共同創業したもので、2023年5月にBlockchain Capitalが主導する資金調達ラウンドで、1億1500万ドルを調達している。
この資金調達により、今後さらなるプロジェクトの進展が期待されている。
WorldCoinについては、現状まだ不確実性が高く、将来性に関しては懐疑的な見方もあるが、その技術や目標は非常に革新的で野心的であり、注目度は非常に高い。
今後のプロジェクトの動向に注目が集まる。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)の無料配布とは?登録方法を解説
仮想通貨ワールドコイン(WLD)は、個人がAIではないことを証明するWorldIDを獲得することで、無料で受け取ることが可能だ。
アプリの登録後にOrbが設置された会場で、目の認証を行うことで、定期的に決まったWLDを貰うことができる。
以下では、そんなWorld IDの登録やWLDを無料で受け取る方法について詳しく見ていこう。
①WLDのアプリを登録する
WLDの無料配布を受けるには、まずアプリの登録が必要となる。アプリはiPhone、Androidの両方に対応しているので、まずはダウンロードしておこう。
類似した偽アプリも多く存在しているので、異なるアプリをダウンロードしないように注意してほしい。
アプリのダウンロードが完了したら、起動して新規アカウントの登録を行う。電話番号の入力で簡単に登録可能だ。
②WLDの獲得予約
WLDアプリの登録が完了したら、【最初のGrantを予約する】という項目をタップしよう。すると、認証をする会場の選択項目が表示される。
目の認証を行うOrbという機械が設置されている場所が記載されているので、自身が行きやすいところを選択し、日時・認証を行う時間帯を予約する。
orbは、2024年11月時点で東京や大阪、福岡などのショッピングモール内に設置されている傾向だ。なお、過去に設置していた場所でも、現在は対応していないという可能性も充分あるので、予約場所はしっかりと確認しておくと良いだろう。
Orbの設置場所は、WorldCoin公式サイト上でも確認が可能だ。
③認証会場でWordIDを取得する
予約が完了できたら、予約した日時にOrb設置の会場へ向かう。会場に到着したら、アプリを開き規約の同意をして認証を行う流れだ。
会場には専門スタッフが待機しており、認証の流れを指示してもらえる。アプリ上に表示されたQRコードをOrbにかざし、目の認証を行うとWorld IDが作成可能だ。
なお、会場では身分証明を見せる必要があるので、パスポートや運転免許などの顔写真付き身分証を持っていくと良い。
④WLDを受け取る
認証が完了できたら、WLDを受け取ることができる。認証後に全ての配布が完了するわけではなく、定期的にWLDが分配される流れだ。
2週間に1回程度のペースで、アプリ上でGrant獲得のお知らせが届くのでチェックしておこう。
認証後は、アプリ上でGrant獲得の項目をタップするだけで、WLDが随時配布されていく。
WLDが配布された時点で、アプリ上から海外取引所などに送金をして現金に換えることも可能だ。
※海外取引所は日本の金融庁から認可を受けていないため取引にはリスクを伴います。取引する際は自己責任で行うようにしましょう。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)の注意点・リスク
虹彩をスキャンして、人間であることを証明するなど、革新的な技術でも注目を集めるWorldCoinだが、ここではそんなWorldCoinの注意点やリスクについて解説する。
プライバシーやセキュリティに関する懸念
WorldCoinは、虹彩データをスキャンして「人間であること」を証明するため、一部からプライバシーやセキュリティに関する懸念が示されている。
WorldCoinはこの懸念に対して、虹彩データのスキャンがプライバシーを侵害することはないと主張しているが、実際には登録時に多くの個人情報を収集しており、十分な同意が得られていないとの指摘もある。
マーケティング手法に対する懸念
WorldCoinは、開発途上国の貧困層を対象にした登録活動において、不適切なマーケティングや現金、物品の配布などを行っていることが指摘されている。
この件についてWorldCoinは、自分たちのプロジェクトがユニバーサルベーシックインカムの実現に貢献するとしているが、その効果や実現性についても疑問が残る。
WorldCoinは、AI時代の到来により、人間とボットの区別がつかなくなると予測しているが、その予測の真偽についても現時点では明確でない。
また、WorldCoinの技術が人間とボットを区別できるのかという点も気になるところだ。
政府の調査が入った事例もある
上述の通り、ワールドコインプロジェクトの「プライバシーやセキュリティに関する懸念」「マーケティング手法に対する懸念」は政府関係者にも、問題視されている可能性が高い。
実際、アフリカのケニアでは、ワールドコインプロジェクトを調査するための委員会が立ち上げられたという報道が、2023年8月下旬になされた。
ケニアでの事例以外にも、ワールドコインへの調査が入ったという事例が散見されるので、注意が必要だろう。
このような事例は、WLDの価格にも影響を与えると考えられるので、今後の動向に動向に注視して行きたい。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)の価格動向
さて、ここからはワールドコインのローンチから2024年11月までの価格動向を解説していきたいと思う。次のチャートを見てほしい。このチャートは、2023年7月24日から11月11日までのWLD/USDの値動きを日足で示したものだ。
2023年7月24日、最高値となる7.51347875ドルまで一気に上昇した後、売りの勢いが強まり、12月中旬まではおよそ0.99から2.66ドルの間で短期的なレンジ相場を形成していた。
日足レベルの時間軸では、WLDが上場から間もないこともあり、2024年まで極端なトレンドは発生していないことが分かる。
次に、チャートを拡大して細かい値動きを見てみよう。
2023年10月後半から上昇トレンドを形成していることが分かる。
2023年11月以降は激しい値動きを繰り返しながら、直近の高値を更新し続けていた。
2023年11月~12月にかけてはワールドコインIDの対応アプリ拡大や、決済サービス「スラッシュペイメント」の対応など、ワールドコイン単体でのポジティブニュースが影響したと言えるだろう。
2023年10月後半からビットコインの現物ETF承認期待から仮想通貨市場全体での上昇を見せていることも、ワールドコインにとって追い風となった。
2024年2月には、過去最高値を更新する急騰を見せているが、これはOpenAIの動画生成AI「Sora」が発表された事が影響してると考えられている。
これまでは、2023年12月に付けた約5ドル付近が最高値であったが、2024年3月には11ドル台の最高値を付けた。
現在は約2.0ドル台まで下落しており、上昇前の水準まで急落を見せている。
【11月最新】ワールドコインのテクニカル分析|短期的な予想・見通し
現状のワールドコイン相場の全体像を把握するために、ワールドコインの価格推移をWLD/USDチャートで確認していこう。
次のチャートは、2024年1月1日から2024年11月8日までの日足の値動きを示したものだ。
ワールドコインの価格は2024年11月現在、日足レベルの時間軸においてレンジ相場を形成している。
2024年1月から現在までの相場状況を詳しく見てみると、ワールドコインの価格は3月10日に高値となる11.975ドル(赤枠上部)を付けて以降下落傾向を強めていた。
9月以降は安値を固めて上昇し、一時上昇トレンドに転換する局面もあったが、10月15日に直近高値となる2.64ドル台(赤枠下部)を付けて以降、下げ足を強めている。
9月から抵抗帯突破を何度か試しているが、11月8日現在、抵抗帯を上抜けることができていない。
今後は、このレンジ相場がどのように展開するかがポイントとなる。
今後の価格動向
現状の相場状況を踏まえた上で、今後1ヶ月~3ヶ月程度の短期的なワールドコインの価格について見ていく。
次のチャートは、2024年1月1日から2024年11月8日までの日足の値動きを示したものだ。
直近のワールドコインの相場状況は、日足レベルの時間軸においてレンジ相場を形成してしており、2024年11月8日現在の価格は1.95ドル付近で推移している。
先月10月の記事で、「安値1.38666ドル(赤枠)を下回ることなく安値の切り上げに成功すれば、上昇する可能性が高まる」、「安値1.38666ドルを下抜けた場合、このシナリオは否定される」との見解を示した。
その後の結果は、「安値1.38666ドルを安値の切り上げに成功し、上昇」している。
10月3日現在、価格はレジスタンス帯で上昇を抑えられ下落しているものの、短期足レベルの時間軸において、価格は上昇傾向を示していることから、このまま上昇が継続する可能性がある。
今後の展開については、現状のレンジ相場がどのように展開するかがポイントとなるが、上昇するためには、10月29日に付けた2.141342588(緑枠)を上抜け、安値切り上げに成功する必要がある。
高値を更新できなかった場合、下落する可能性が高まる。その場合、1.77ドル付近が短期的な下値メドとなる。
今後はこれらの点に注目しつつ価格推移をチェックしたい。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)を購入するための取引所
さて、ここではワールドコインを購入するための仮想通貨を用意するためのおすすめの取引所を3つ紹介していく。
1つ目はbitbank、2つ目はコインチェック、3つ目はSBI VCトレード、4つ目は楽天ウォレットだ。どちらも国内で根強い人気を誇る取引所であるため、ぜひ参考にしてほしい。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 38種類 |
最小取引数量 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
取引手数料 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (BTCの場合) |
0.0006 BTC |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む38銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
コインチェック(Coincheck)
名称 | Coincheck(コインチェック) |
運営会社 | コインチェック株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 31種類 |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり(0.1~5.0%) 現物取引(取引所):無料 |
日本円の入金手数料 | 方法に応じて無料~1,018円 |
日本円の出金手数料 | 407円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
まず、おすすめする仮想通貨取引所はコインチェックである。コインチェックでは、販売所と取引所の両方が用意されており、ビットコインであれば手数料無料で投資をすることができる。
そのため、元手となる仮想通貨を用意するためにはベストな取引所の1つと言えるだろう。また、現物取引の機能だけではなく、ステーキングやNFTのマーケットプレイスなども展開しているため、幅広い投資方法に挑戦できる優れた取引所でもある。
また、IEOも複数回行った実績をもっており、今後ますます注目される仮想通貨取引所であると言われている。
まだ口座をもっていないという方はこの機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
SBI VCトレード
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、 LINK、DOT、ADA、DOGE、XLM、 XTZ、SOL、AVAX、MATIC、FLR、 XDC、OAS、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (SOLの場合) |
現物取引(販売所):0.001SOL 現物取引(取引所):取り扱いなし レバレッジ取引:取り扱いなし |
取引手数料 (SOLの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):取り扱いなし レバレッジ取引:取り扱いなし |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | 貸コイン 自動積立 ステーキング |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードは、大手SBIグループ傘下の仮想通貨取引所だ。豊富な金融事業の実績から、セキュリティ水準の高い取引所として人気が高い。
取り扱い銘柄は24種類と国内取引所の中でも少ないが、メジャー通貨だけではなくマイナー通貨の扱いが豊富という特徴がある。
話題の通貨はいち早く上場させる傾向にあるので、WLDのようなアルトコインの上場にも期待が持てるだろう。
また、SBI VCトレードは現物取引以外に多くのサービスを提供している。ステーキングや貸暗号資産、レバレッジなど、現物以外の方法で仮想通貨を活用したい方にも最適だ。
詳しくは、SBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
楽天ウォレット
名称 | 楽天ウォレット |
運営会社 | 楽天ウォレット株式会社 |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱い銘柄数 | 9種類(レバレッジ取引) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):100円 レバレッジ取引(販売所):0.01 BTC |
レバレッジ最大倍率 | 2倍 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 300円 |
仮想通貨の送金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 楽天ポイントで投資 楽天キャッシュへチャージ |
公式サイト | 楽天ウォレット公式サイト |
関連記事 | 楽天ウォレットの評判 |
楽天ウォレットは、楽天グループに属する会社であり、運営する仮想通貨取引所の名称でもある。
ビットコインは、現物取引と、レバレッジを利用して少額で大きな取引ができる証拠金取引の2種類の取引が可能だ。
楽天グループならではのメリットが豊富で、貯めた楽天ポイントから仮想通貨を購入することができる。
また、楽天キャッシュにはビットコインのような仮想通貨でのチャージが可能となっており、サービスの支払いなどに利用することもできる。
現物取引手数料や入金手数料が無料となっているので、楽天経済圏で仮想通貨取引を検討している方はぜひチェックしてみてほしい。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)の買い方/購入方法
それでは最後に、ワールドコインの購入方法を紹介しておこう。
前述のとおりワールドコインは今のところ国内取引所に上場しておらず、購入する場合は国内取引所と海外取引所、もしくはDEXを併用して、以下のような手順を踏む必要がある。
- 国内取引所で口座を開設する
- 国内取引所で元手となる仮想通貨を用意する
- 海外取引所で購入、もしくはDEXでスワップ(交換)する
国内取引所で口座を開設する
海外取引所やDEXは日本円での取引に対応しておらず、仮想通貨を元手として取引することになる。
したがってまずは、海外取引所もしくはDEXでの取引の元手となる仮想通貨を調達するために、国内取引所の口座を用意しよう。
取引での利用を目的として仮想通貨を購入するなら、少額から仮想通貨を購入できるbitbankがうってつけだ。
bitbankでの口座開設の手順は以下のとおりで、無料で口座をつくることができる。
- アカウントを開設する(メールアドレスの登録)
- 本人情報を登録する
- 本人確認資料を提出する
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてはいかがだろうか。
購入資金を国内取引所へ入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にワールドコインを購入するための資金を入金しよう。
自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。
元手となるビットコインやイーサリアムを購入する
口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。ビットコインに限らず仮想通貨は、他の金融商品と比べると、価格変動リスクが大きい。
そのため、軍資金を入金して取引を始める準備ができても、いきなり手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを確認しよう。
ワールドコインを購入する
値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよビットコイン等を購入してみよう。
成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。
また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文などの注文方法も揃っているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。
購入後は海外取引所に送金し、そこからワールドコインを簡単に購入することができる。
興味がある方は、ぜひこの機会にbitbankの公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)の換金方法
orb認証を済ませたアカウントでは、定期的にワールドコイン(WLD)が付与される。
しかし、ワールドコインは記事更新時点(2024年11月)で国内取引所では扱っていないため、海外取引所で他の通貨に交換してから換金する必要がある。
以下はワールドコインを換金する大まかな流れだ。
- ワールドコインを扱う取引所のアカウントを作成(※国内取引所では取り扱いなし)
- WLDアプリから保有しているワールドコインを送金
- ワールドコインをUSDT→USDTをXRPなどの国内取引所で扱う通貨に交換
- XRPなどの交換した通貨を国内取引所へ送金
- XRPなどの送金した通貨を売却し日本円に変換
- 日本円を出金
ワールドコインの換金方法について詳しく見ていこう。
ワールドコインを扱う取引所のアカウントを準備
ワールドコインを換金する際は、まずワールドコインを扱う海外取引所のアカウントを準備しておこう。
- ByBit
-
OKX
など
なお、海外の取引所は日本の金融庁に登録されていないので、利用する際は自己責任で行う必要がある。
ワールドコインを送金する
ワールドコインを扱う取引所のアカウントが作成できたら、アカウントに入金できる準備をしておこう。ワールドコインの入金項目を選択し、チェーンはoptimismを選択する。
準備ができたら、ワールドコインのアプリを開き、画面左上(赤矢印部分)をタップする。QRコードの読み取り画面に移るので、取引所の入金項目に表示された入金用のQRコードをスキャンしよう。
Optimismのアドレスをスキャンしましたと表示されるので、画面下の続行をタップする。
その後、送金通貨の項目でワールドコインを選択し、送金したい金額を入力しよう。
送金の確認画面が表示されるので、画面下の【長押しして送金】と書かれた項目を長押しする。
以上で、ワールドコインを扱っている取引所への送金が完了だ。
ワールドコインを国内取引所で扱っている通貨に交換
続いて、送金したワールドコインを国内取引所で扱っている通貨に交換する。
OKXやBybitでは、WLD/USDTのようなUSDT建ての通貨でワールドコインが取引されているケースが多い。
しかし、国内取引所ではUSDTも扱っていないので、まずはワールドコインをUSDTに変換して、国内取引所に送金可能な通貨に交換する方法が一般的だ。
- 現物取引でWLDUSDTの売りを選択しUSDTに交換
- (交換したい通貨)/USDTの買いを選択しメジャー通貨に交換
なお、交換する通貨は送金手数料の安いXRPなどの通貨が人気だ。国内取引所で扱う通貨へ交換しておこう。
変換した通貨を国内取引所へ送金
ワールドコインを他の通貨に交換できたら、国内取引所へ送金をしよう。
bitbankであれば、ログイン後に暗号資産の受け取りを選択して送金ができる。
少しでもアドレスの入力ミスがあると送金できないため、アドレス宛に送金する際は入念に確認してから送金をする必要がある。
国内取引所への送金が完了すれば、送金した通貨を売却したのちに銀行出金を選択する。
以上で、ワールドコインの換金が完了だ。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)に関してよくある質問
- 仮想通貨WLD(ワールドコイン)とは何ですか?
-
Worldcoinは、現在ベータ版の仮想通貨プロジェクトで、人工知能の発展に伴い、人間とボットの区別がつかなくなる未来に備えて、全ての成人の虹彩をスキャンして「人間であること」を証明し、その見返りとして仮想通貨のトークンを与えるというビジョンを持っています。
Worldcoinは、World IDというプライバシーを保護したデジタルID、Worldcoinトークン、World Appというアプリから構成されています。
- 仮想通貨ワールドコイン(WLD)トークンのもらい方を教えてください
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ワールドコインは、世界中の人々に無料で配布される仮想通貨で、虹彩をスキャンして、World IDを取得後に無料で配布される。そして、配布されたトークンはWorld Appから「Claim Grant」することによってもらうことができる。World Appをお持ちであるという方は、ぜひ試してみてほしい。
- WLD(ワールドコイン)のorb虹彩認証でエラーが出ます
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WLDのorb虹彩認証では、100%成功するわけではなく、エラーにより認証できなかったという事例が報告されている。
目の認証で18歳以下とみなされれば、認証できないといったケースがあるようだ。orb内に表示される光のみを集中して見る事や、コンタクトを使用しないなどの対策がある。
どうしても認証できない場合は、今後のorbアップデートで性能が向上することを待つ必要がある。
仮想通貨ワールドコイン(WLD)のまとめ
Worldcoinは、グローバルな経済にシームレスに参加し、自己の経済的な未来を形成することを可能にすることを目指すプロジェクトである。
この野心的な目標を達成するため、Worldcoin Foundation(ワールドコイン財団)がプロジェクトの管理者として関与し、プロジェクトが自立するまで成長させる役割を果たしている。
Worldcoinは、個人の価値や平等性を認め、基本的な生活水準を保証し、人々に自由で平等な機会を提供するというビジョンを持つ。このプロジェクトは、まだ不確実性が高く、将来性に関しては懐疑的な見方もあるが、これまでの仮想通貨に類を見ない野心的なプロジェクトに対する注目度は非常に高い。
・Worldcoinの目的は、すべての人が経済的に受け入れられる経済の実現
・World IDは、「人間であること」を証明するデジタルID
・WorldCoinトークンは、世界中の人々に無料で配布される仮想通貨
・Worldcoin Grantsを通じて、UBIの実現を目指している
・2024年2月にOpenAIの動画生成AI「Sora」発表で価格が高騰
・仮想通貨取引には、国内有名取引所のbitbankがおすすめ!
仮想通貨を売買するでうえ、気になるのが取引に関わる手数料だ。取引手数料やスプレッドは、利益や損失に大きな影響を及ぼすため、むやみに取引回数を増やさないことが重要である。
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