リップル(XRP)は、高速かつ低コストな国際送金システムの実現のために開発された仮想通貨(暗号資産)だ。
ビットコインやイーサリアムと並んで、知名度と人気がある通貨で、すでにその名を知っている方も多いだろう。
今回はそんなリップルについて、購入方法や購入時の注意点、リップルを取り扱っているおすすめの仮想通貨取引所などを紹介していく。
リップルを取り扱う仮想通貨取引所のなかで、bitbankは、取引所と販売所から自身の投資方針に合う方を選んで、リップルを取引することができる。
なかでも取引所で売買を行うことで、リップルの取引コストを安く抑えることも可能だ。
興味がある人は、この機会にbitbank公式サイトにアクセスして、サービスの詳細を確かめてみるとよいだろう。
リップル(XRP)とは?
名称 | リップル |
ティッカーシンボル・通貨単位 | XRP |
ローンチ時期 | 2013年2月 |
価格* | ¥361.25/XRP |
時価総額ランキング* | 4位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 |
bitbank Coincheck SBI VCトレード GMOコイン など |
リップル(XRP)は、アメリカに本拠地を置くフィンテック企業のリップル社(Ripple Inc.)が2013年に開発した仮想通貨で、主にブリッジ通貨として活躍している。
ブリッジ通貨とは、“日本円⇒リップル⇒米ドル”といったように、文字どおり異なる通貨間の橋渡しをする通貨のこと。
国際送金の際に、リップルをブリッジ通貨として用いれば、銀行などを使って送金するよりも、送金にかかる時間とコストを大幅に削減することが可能だ。
また、リップルはブリッジ通貨としての高い需要があるだけでなく、投資対象としての人気も上々で、時価総額のランキングでは常に上位にランクインしている。
これまではSECとの長期にわたる裁判が懸念とされていたが、2025年1月現在は裁判終結の期待や、リップルのステーブルコイン「RLUSD」が承認の報道もされており、7年ぶりの高値挑戦を見せている。
現在は、ビットコイン、イーサリアム、テザーに次ぐ時価総額ランキング4位の代表的な仮想通貨だ。
国内でもbitbankやCoincheckなど、リップルを取り扱っている仮想通貨取引所は多い。
リップル(XRP)の買い方・投資方法
それではここで、国内の仮想通貨取引所の1つである「bitbank」を例にして、リップルの購入方法を紹介しておく。
- 仮想通貨取引所(bitbank)で口座を開設する
- 口座に資金を入金する
- リップルの値動きを分析する
- 取引の種類を選ぶ
- 数量などを決めて注文を入れる
仮想通貨取引所(bitbank)で口座を開設する
まずはbitbank公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
bitbankでの口座開設の手順は、以下のとおりだ。
- メールアドレスを登録する
- 個人情報を入力する
- 本人確認を行う
bitbankの口座開設について、詳しくは次の記事で画像を交えながら解説しているので、興味がある方はそちらもチェックしてみてほしい。
口座に資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にリップルを購入するための資金を入金しよう。
bitbankでは、日本円、または仮想通貨での入金が可能だ。
ネットワーク | 入金下限/回 | 必要承認回数 | |
---|---|---|---|
日本円 | – | なし | – |
BTC(ビットコイン) | Bitcoin | 0.0001 | 2回 |
LTC(ライトコイン) | Litecoin | 0.001 | 6回 |
XRP(リップル) | XRP | 0.1 | 6回 |
ETH(イーサリアム) | Ethereum | 0.001 | 24回 |
Arbitrum | 0.001 | 24回 | |
OP Mainnet | 0.001 | 24回 |
なお、日本円での最低入金額は下限が設けられておらず、入金手数料も無料となっているので、入金する際は銀行から日本円を入金するのがおすすめだ。
リップルの値動きを分析する
リップルに限らず仮想通貨への投資は、価格変動による損失のリスクを伴う。
そのため、下準備が整ってもいきなり取引を始めるのではなく、まずは落ち着いて値動きを分析し、より有利な価格で取引できるタイミングを模索しよう。
bitbankの取引ツールは、PC版・アプリ版ともに多彩な描画機能や分析機能がそろっており、詳細な値動きの分析が可能だ。
取引の種類を選ぶ
bitbankでは、販売所だけではなく取引所でも、リップルを取り扱っている。
それぞれの特徴を理解した上で、どちらでリップルの取引をするのか選択しよう。
特に取引所での銘柄数が多いことは大きなメリットである。取引所での取引は販売所に比べて手数料を抑えられるため、取引コストをかけずに仮想通貨の売買をしたい人に最適だ。
また、2024年11月からは信用取引のサービスも開始されており、レバレッジをかけた取引も可能だ。
レバレッジ取引の特徴やメリット・デメリットについては、次の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてほしい。
数量などを決めて注文を入れる
値動きを分析してタイミングをはかり、利用する取引の種類も決めたら、いよいよ実際にリップルを購入してみよう。
各売買形式での最小・最大注文数量は以下の通りだ。
売買形式 | 最小注文数量/取引単位 | 最大注文数量(指値) | 最大注文数量(成行) |
---|---|---|---|
取引所 | 0.0001 XRP | 40,000,000 XRP | 400,000 XRP |
販売所 | 0.000001 XRP | ーー | 1,000,000 XRP |
信用取引 | 0.0001 XRP | 40,000,000 XRP | 400,000 XRP |
成行注文を利用する場合は、現物取引・レバレッジ取引ともに、購入する数量と許容スリッページを設定して、注文を出すだけだ。
bitbankの取引所や信用取引では、成行注文以外にも、指値注文や逆指値注文などの予約注文が豊富にそろっている。
それらを使えば、自身にとってより有利な価格での購入を狙うこともできるだろう。
以上、bitbankを例にして、リップルの購入方法を紹介した。
bitbankでは、取引ツールに本格的な分析機能が搭載されており、注文方法も豊富にそろっているため、ストレスなく仮想通貨取引を楽しむことができる。
口座開設はネットから申し込むことができ、手数料もかからないので、まだ口座を持っていない人は、この機会にbitbank公式サイトをのぞいてみてはいかがだろうか。
リップル(XRP)投資におすすめの取引所
メジャーな通貨の1つであるリップルは、国内でも多くの仮想通貨取引所で取り扱われている。
今回は、その中でもおすすめの3社をピックアップして、それぞれの基本情報と特徴を紹介していく。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (XRPの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 XRP 現物取引(取引所):0.0001 XRP |
取引手数料 (XRPの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (XRPの場合) |
0.1 XRP |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
国内仮想通貨取引所のbitbankでは、XRPを含む40銘柄の豊富な通貨が取引可能だ。
販売所だけではなく、取引所での売買もできるため、取引コストを抑えながらXRPの取引ができる。
また、現在は信用取引のサービスの提供も新たにスタートしている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能で日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ、 SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (XRPの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):取り扱いなし |
取引手数料 (XRPの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):取り扱いなし |
仮想通貨の送金手数料 (XRPの場合) |
0.15 XRP |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckは、マネックス証券を中心とした金融グループ「マネックスグループ」傘下の仮想通貨取引所だ。
Coincheck は2018年にハッキングによる不正流出の被害に遭ったことがあり、それを契機にマネックスグループに買収された。
マネックスグループの子会社となった後は、グループが持つ高度な技術を用いて、強固なセキュリティ体制を構築し、安全な取引環境をユーザーに提供している。
取り扱う仮想通貨は30種類で、いずれもワンコイン(500円)から購入することができる。
また、シンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2022年にかけてダウンロード数No.1*を獲得している。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
取引手数料 | 販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
リップルのような主要銘柄だけではなく、マイナーな通貨を国内でいち早く上場させる特徴がある。
リップルは販売所での取引だけではなく、取引所を通して低コストでの現物取引を行うことも可能だ。
また、貸出期間に応じた利用料(賃借料)が受け取れる貸暗号資産サービスにも対応しているので、長期保有の方は検討してみると良いだろう。
この機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
リップル(XRP)の買い方に関する注意点
最後に、リップルを購入する際に注意すべきポイントを3つ、確認しておこう。
- 値動きをよく確認してから購入すること
- レバレッジ取引は、現物取引に慣れてからチャレンジすること
- 海外の仮想通貨取引所の利用は基本的におすすめしない
値動きをよく確認してから購入すること
購入方法の紹介の中でも述べたが、リップルに限らず仮想通貨への投資は、価格変動による損失のリスクを伴う。
そのため、やみくもに取引すると、相場の高いところで購入する”高値掴み”などをしてしまうこともある。
リスクを抑え、再現性のある取引によって利益を積み重ねていくためには、必ず事前に値動きを確認して、自分なりの根拠に合致したタイミングで取引を行うようにしよう。
レバレッジ取引は、現物取引に慣れてからチャレンジすること
仮想通貨取引所の中には、例えばbitbankやGMOコインのように、レバレッジ取引でリップルを取り扱っているところもある。
レバレッジ取引では、投資資金(証拠金)を担保にして、その投資資金よりも大きな金額の取引をすることができ、レバレッジのかけ方次第では、元手が同じでも現物取引以上の利益を狙える。
一方で、レバレッジのかけ方次第では元手が同じでも、現物取引よりも大きな損失を被ることがある。
つまり、レバレッジ取引は、現物取引よりハイリスク・ハイリターンな取引ができるサービスであり、現物取引と比べると難易度が高い。
したがって、特に投資初心者の方は、レバレッジ取引に興味があっても、まずは現物取引でコンスタントに利益を得られるようになってから、チャレンジするかどうかを検討する方が良いだろう。
海外の仮想通貨取引所の利用は基本的におすすめしない
リップルは国内の仮想使取引所(以下、国内取引所)だけでなく、海外の仮想通貨取引所(以下、海外取引所)でも取り扱われている。
日本人にもサービスを提供している海外取引所を利用してリップルを購入することも可能ではあるが、基本的にそれはおすすめしない。
その理由は、海外取引所が日本の法律で認可されていないからだ。
日本では、仮想通貨取引所が事業(暗号資産交換業)を行おうとすると、金融庁による事業者登録を必ず受けなければならない。しかし、日本人にもサービスを提供している海外取引所は、いずれも事業者登録を受けておらず、日本の法律に違反した状態となっている。
(暗号資産交換業者の登録)
第六十三条の二 暗号資産交換業は、内閣総理大臣の登録を受けた者でなければ、行ってはならない。
e-GOV法令検索:資金決済に関する法律(平成二十一年法律第五十九号)から抜粋
この規制は取引所を規制するもので、ユーザーを規制するものではないが、そもそも法律を守らない企業のサービスを利用することは避けた方がよいだろう。
そして、国内取引所はいずれも、国内法に基づいて利用者保護の仕組みが用意されているが、海外取引所にはそうした仕組みがあるとは限らず、トラブルが起きたときのリスクを鑑みても、利用はおすすめしない。
リップル(XRP)の買い方まとめ
今回は、メジャーな通貨の1つであるリップルの購入方法や、購入の際の注意点などを紹介した。
リップルは、主にブリッジ通貨として用いられている仮想通貨で、高い実需があるのはもちろんのこと、投資対象としての評価も高い。
また、国内のたいていの仮想通貨取引所で取り扱いがあり、初心者の投資対象としてもうってつけだ。
興味がある方は、ぜひ今回の記事も参考にしながら、リップルを実際に購入してみてはいかがだろうか。
なお、リップルを取り扱う仮想通貨取引所の中で、bitbankなら、販売所・取引所といった2種類の現物取引だけではなく、信用取引を利用してリップルを取引することが可能だ。
リップルに興味があるなら、bitbank公式サイトもあわせてチェックしておくとよいだろう。