仮想通貨ZRC(Zircuit)とは?将来性や価格動向、注意点を徹底解説!

仮想通貨(暗号資産)ZRCとは、ゼロ知識ロールアップで注目を集める「Zircuit」が発行する独自トークンである。

Zircuitはイーサリアムと完全な互換性を持ち、独自のセキュリティシステムによって安全かつ高速なトランザクション処理を目指しているのが特徴だ。

ZRC(Zircuit)はこのZircuitのエコシステム成長の要となるトークンであり、ステーキングによる追加報酬の受け取りのほか、新規ローンチされたアプリへの参加権として活用される。

この記事ではZRC(Zircuit)の特徴から将来性、これまでの価格推移などについて解説していく。

この記事の要点
  • ZRC(Zircuit)はEVM互換のゼロ知識ロールアップが発行する仮想通貨
  • ステーキング報酬や新規アプリローンチ時の参加権として活用
  • 11月25日のローンチ時に7,400%以上の価格高騰を見せた
  • 仮想通貨取引には国内大手取引所のbitbankが利用できる

ZRC(Zircuit)は国内取引所未上場のため、購入には海外取引所の利用が必要だ。その前段階として、国内取引所の口座開設を行い、購入の元手となる仮想通貨を入手しておきたい。

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出典:bitbank公式サイト

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目次

仮想通貨ZRC(Zircuit)とは

Zircuit公式サイト
出典:Zircuit公式サイト
トークン名 Zircuit
トークンシンボル ZRC
総発行枚数 100億ZRC
現在価格 ¥11.35
時価総額 ¥16,929,460,286.04
時価総額ランキング 434位
購入できる取引所* Bybit・Bitget・KuCoin・MEXC
※2024年12月31日時点 CoinMarketCap調べ
*海外取引所は日本の金融庁の認可を受けておらず、警告を受けている取引所も多数存在するので利用には気をつけてほしい。

ZRC(Zircuit)とは、イーサリアムと互換性を持つゼロ知識ロールアップ「Zircuit(ザーキット)」が発行する独自トークンである。

ロールアップとは?

ブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決する「レイヤー2」が持つ技術。複数のトランザクションをまとめて処理することでメインチェーンの負担を軽減し、トランザクション処理の効率化を図る狙いがある。

Zricuitは、Web3セキュリティの専門家やコンピュータサイエンス等の博士号を持つチームメンバーによって開発されており、より高速かつ安全なブロックチェーンのトランザクション処理方法の提供をビジョンとしている。

すでに、DeFi(分散型金融)やブロックチェーンインフラツールなどがZricuitエコシステム上に展開している。独自の技術でプライバシーとセキュリティを強化しつつ、透明性の高いトランザクション検証が可能となっている。

独自トークンとなるZRC(Zircuit)は、2024年11月25日に満を持して大手取引所へ上場。トークンは主に、プラットフォーム上でのステーキングや、新規アプリへの早期参入権としての活用機会が用意されている。

仮想通貨ZRC(Zircuit)の特徴

発行元であるZircuitの概要の理解が、仮想通貨ZRC(Zircuit)を理解する上でも大切になる。ここではトークン発行元であるZircuitをメインに、その特徴について解説していく。

仮想通貨ZRCの特徴
  • シーケンサーレベルセキュリティの実装
  • 安全なネイティブブリッジの提供
  • 並列証明生成と証明集約による効率的な処理

シーケンサーレベルセキュリティの実装

Zircuitの特徴のひとつが、独自のセキュリティ技術である「シーケンサーレベルセキュリティ」の実装だ。

従来のネットワークのセキュリティ対策は、個々のアプリやスマートコントラクトレベルで行われることがほとんどであり、それぞれのアプリなどが自身で不正な操作を防ぐ仕組みを持っていた。

一方、Zircuitはシーケンサーレベルセキュリティにより、ネットワークに新たなセキュリティ層を追加することで、ブロックに組み込まれる前に悪意のあるトランザクションを検知することが可能となっている。

Zircuitのシーケンサーレベルセキュリティの仕組み
出典:Zircuit公式ドキュメント

仮に不正な取引が発見された場合は、シーケンサーによってブロックに組み込まれないように処理される仕組みだ。早期の脅威検知と広範なセキュリティの実現により、Zircuitはユーザーに対して安全な環境を整えている。

安全なネイティブブリッジの提供

仮想通貨のブリッジはその仕組み上、一箇所に多くの資金が集まるため、攻撃対象にされやすい。

実際に2024年7月には、仮想通貨ブリッジ「Jumper Exchange」がハッキングを受け、復旧対応に追われるという事件が起きている。

しかし、Zircuitはユーザーがシンプルかつ安全に利用できるブリッジ機能を提供しているのが特徴だ。

Zircuitはハッキングリスクを軽減するため、ブリッジに対してスロットリングを導入。異なるネットワーク間での資産移動速度を意図的に制御することで、短期間に大量のトランザクション処理が行われる不正行為を防止している。

先に紹介したシーケンサーレベルセキュリティと相まって、Zircuitはシステムへの負荷とハッキングリスクを最小限に抑えながら、ユーザーにとって利便性の高いブリッジ機能を提供している。

並列証明生成と証明集約による効率的な処理

Zircuitは全体の計算量を減らすことで、検証時間の短縮と運用コストの削減を実現しているのも特徴だ。

具体的な仕組みとしては、複数のプルーバー(証明を行う仕組み)が同時にトランザクション処理を行い、並列的にトランザクションが正しいことを証明する。これにより処理速度の向上やセキュリティ強化を可能にしている。

さらに、生成された複数の証明を1つに集約して検証することで、複数のトランザクションの有効性の確認も可能。証明検証の絶対数が少なくなるため、処理効率だけでなく検証コストの削減も実現している。

Zircuitは上記以外にも、トランザクションの正当性をその内容全てを開示せずに証明する「ゼロ知識証明」を採用。これにより、高い処理能力や低コスト化とともに、プライバシーが保護された利用環境を提供することが可能となっている。

仮想通貨ZRC(Zircuit)の価格動向

仮想通貨ZRC(Zircuit)の価格動向
出典:TradingView

上記の図は、仮想通貨ZRC(Zircuit)の対USDTペアの15分足チャートである。

ZRC(Zircuit)は11月25日、BitgetやKuCoinをはじめとした主要な海外取引所に上場。上場後は0.002ドルから価格がスタートし、一時的に0.15ドルと約7,400%以上の驚異的な上昇を見せた。

上場から数時間程度で価格は0.084ドルほどで落ち着くが、その後上場と同時にトークンへ投資したユーザーの利益確定売りの流れが優勢となり、0.054ドルあたりまで価格を落としている。

翌日の26日以降は0.06から0.07ドルの範囲で価格推移していたが、27日にレンジ上限である0.07ドルをブレイク。記事執筆時点で0.09ドルに迫る強い上昇の勢いを見せている。

レンジ上限をブレイクしたことはもちろん、仮想通貨市場全体の強気ムードがZRC(Zircuit)の買いにつながったことが想定できる。現在価格はピーク時から半値ほどに下落しているが、上場から約4,000%の上昇をキープしている状況だ。

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出典:bitbank公式サイト

仮想通貨ZRC(Zircuit)の将来性

高度なセキュリティや効率的なトランザクション処理など、Zircuitは既存ブロックチェーンの課題解決を可能にするプロジェクトだと言える。

その基盤を支えるZRC(Zircuit)の将来性は、Zircuitの成功にかかっているといっても過言ではない。ここでは、ZRC(Zircuit)の将来性を左右するいくつかの要素について解説していく。

仮想通貨ZRCの将来性
  • 複数のベンチャーから出資を受けている
  • 将来的なエアドロップへの期待感が高い
  • リステーキングハブとしての台頭が期待

複数のベンチャーから出資を受けている

Zircuitは2024年7月、Binance Labsをはじめとした大手ベンチャーから資金調達を完了している。

この資金調達はZircuitのメインネットローンチに向けたもので、PendleやParallelといったWeb3関連企業もエンジェル投資家として参加。Zircuit開発メンバーのバックグラウンドやチームの堅実な成長戦略を評価している。

Zircuitの資金調達
出典:Zircuit公式X

具体的な調達額は公表されていないが、Zircuitは「調達した資金を用いてエコシステムの成長やネットワーク上の活動を加速させる」と公式Xでコメントしている。

業界大手のベンチャーらがZircuitのバックについたことで、今後より広範なユーザーの認知獲得やエコシステム拡大が期待されている。Zircuit自体の認知が拡大すれば、ZRC(Zircuit)への投資需要につながる可能性が高い。

将来的なエアドロップへの期待感が高い

ZRC(Zircuit)は将来のエアドロップに対する期待感から、今後注目が高まる可能性も考えられる。

ZRC(Zircuit)のトークノミクスは、エアドロップとコミュニティ報酬への配分が多く、その細かな配分の内訳を見てみると、特にトークンのエアドロップへの割り当てが大きいことがわかる。

配分先 配分率
エアドロップとコミュニティ報酬 21.00%
コミュニティプロビジョン 13.08%
エコシステム開発 17.93%
財団 18.70%
開発チーム 18.74%
投資家 10.55%
※エアドロップとコミュニティ報酬以外は、1年のロック期間後、24ヶ月間線形ロックアップあり
エアドロップとコミュニティ報酬の詳しい配分率
  • 7.00%:シーズン1エアドロップ
  • 3.00%:シーズン2エアドロップ
  • 2.45%:キャンペーン(フェアドロップ、Catizen、Binance Web3など)
  • 8.55%:将来のエアドロップと報酬

Zircuitはこれまで2回のシーズンに渡って、全供給量の10%のZRC(Zircuit)エアドロップを開催している。

だが、上記からもわかるとおり、将来的なエアドロップのために8.55%のZRC(Zircuit)がまだ確保されている状況だ。

将来性を感じられるプロジェクトのエアドロップは、やはり投資家の注目度が高い。エアドロップで投資家層をプロジェクトに引きつけることができれば、ZRC(Zircuit)の投資需要を刺激できる可能性がある。

リステーキングハブとしての台頭が期待

Zircuitはリステーキング領域の発展に注目しており、すでに公式サイトでリステーキングサービスを展開している。

リステーキングとは?

ステーキングした資産を再度ステーキングして担保にする仕組み。

例えばイーサリアムのステーキングで得たトークン(リキッドステーキングトークン)を別のサービスを使って再度ステーキングすることで、最初のステーキング分と含めて追加報酬を獲得できる。

Zircuitが提供するリステーキングサービスでは、公式サイト上でレイヤー1・レイヤー2トークンのリステーキングに対応。ZRC(Zircuit)やmETHなどのトークンを預けることで、効率よくステーキング利回りを受け取れる。

Zircuitのリステーキングサービス
出典:Zircuit公式サイト

また利回りとは別に、ユーザーはリステーキングから「Zircuit Point」を獲得することも可能だ。これは先に解説したエアドロップ獲得のためのポイントとなっており、エアドロップ狙いの投資家へリステーキングを促進する力を持つ。

執筆時点でのトータルステーキング額は21億ドルを超えており、リステーキングプラットフォームとして、すでに多くのユーザーから注目を集めていることがうかがえる。

今後Zircuitがリステーキングプラットフォームとして台頭していけば、ZRC(Zircuit)のステーキング需要の拡大とともに価格が上昇する可能性がある。

仮想通貨ZRC(Zircuit)のリスク・注意点

ZRC(Zircuit)の投資を進める際は、いくつか注意しておきたい点がある。ここでは、ZRC(Zircuit)が抱えるリスクや注意点について解説していく。

仮想通貨ZRCのリスク・注意点
  • 海外取引所でしか購入できない
  • メインネットのローンチから間もない

海外取引所でしか購入できない

ZRC(Zircuit)は国内取引所に上場していないため、海外取引所を経由して購入する必要がある。

日本の金融庁はBinanceやBybitといった海外取引所に対して、過去に無登録で国内ユーザーに仮想通貨取引の提供を行っているとして警告を発している。

国内ユーザーの海外取引所利用自体が直ちに違法となるわけではないが、国内法による取引の保護は期待できない。詐欺コインを買ってしまう、あるいは仮想通貨の引き出しができないといったトラブルが、海外取引所で実際に起きている点には注意が必要だ。

海外取引所の利用リスクを十分に理解したうえで、自己責任で判断していただきたい。

メインネットのローンチから間もない

Zircuitのメインネットローンチは2024年8月と、まだ正式稼働から日が浅い点も投資リスクになり得る。

というのも、テストネットで見つからなかった問題が浮き彫りになる可能性があるからだ。セキュリティ上の欠陥やスマートコントラクトの脆弱性が見つかれば、ネットワークが一時的に停止することも考えられる。

仮にZircuitがハッキングに遭えば、リスクオフのためZRC(Zircuit)の売り圧力が高まる可能性がある。トークン価格の急落により、資産額が大きく目減りするリスクも考慮しなければならない。

Zircuitは数あるロールアップでも高いセキュリティを誇るが、万が一のリスクも考慮して投資を検討してほしい。

仮想通貨ZRC(Zircuit)のまとめ

ZRC(Zircuit)はZircuitエコシステムを支えるトークンとして機能し、ユーザーへの追加報酬や新規アプリへのフェアローンチへ参加する機会などに活用されている。

今後ZRC(Zircuit)の価格が安定的に上昇していくかは、基盤となるZircuitのエコシステム拡大はもちろん、将来的なエアドロップへの注目度が大きく影響してくるだろう。

この記事のまとめ
  • ZRC(Zircuit)はゼロ知識ロールアップ「Zircuit」が発行する独自トークン
  • ステーキングからの追加報酬、新規アプリの早期参加などに活用されている
  • 将来的なエアドロップとして、8.55%のZRC(Zircuit)が確保されている
  • ZRC(Zircuit)は海外取引所経由で購入を進める必要がある

ZRC(Zircuit)に興味があるという方は、まずは国内取引所で元手の仮想通貨を用意してほしい。

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bitbank公式サイト
出典:bitbank公式サイト
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