高校生向けのおすすめ個別指導塾一覧

 高校生向けのコースがある個別指導塾は数多くありますが、それぞれ特徴が異なっています。生徒に合う塾を選ぶための参考にしてください。

個別指導塾の「授業形式」
「授業料」の比較一覧
塾名 授業形式

授業料

(税込)

 

東進ゼミナール

・東進衛星予備校

映像授業

77,000円 / 1講座
※90分
武田塾

自立学習

要問い合わせ
坪田塾 自立指導 1,530円〜/1時間
※高3の場合
東京個別
指導学院
1:1または
1:2
要問い合わせ

TOMAS

1:1 要問い合わせ

ナビ個別

指導学院

1:2

16,800円〜 / 月

※高1・週1回

80分の場合

現論会 1:1

53,350円〜 / 月

※高1・週1回

ITTO個別

指導学院

1:1〜1:3

12,430円〜 / 月

※高1・週1回

50分の場合

みやび個別

指導学院

1:1〜1:3

12,210円〜 / 月

※高1・週1回

50分の場合

個別指導の
明光義塾

1:4まで    

16,500円〜 / 月

※高1・週1回

90分の場合

個太郎塾

1:1または1:2

自立学習

17,930円〜 / 月

※高1・週1回

80分の場合

河合塾
マナビス

1:2

76,400円 / 1講座
※90分

×20回の場合

 

個別指導塾
トライプラス

 

 

1:2

要問い合わせ

個別教室の
トライ

1:1

要問い合わせ

スクールIE

1:1または
1:2
要問い合わせ
代々木個別
指導学院
1:2まで 要問い合わせ
大学受験
ディアロ
1:1または
1:3~4
要問い合わせ

東進ゼミナール・東進衛星予備校

 東進衛星予備校は、東進ハイスクールの映像授業を提供する予備校で、全国に1,000校以上あります。東大現役合格者数が6年連続で800名を超えており、東大合格者のおよそ3人に1人が東進(東進ハイスクール・東進衛生予備校)を利用しています。

特徴

 東進衛生予備校では、テレビでもお馴染みの人気講師陣が授業を担当しており、全国どこの塾からでもハイクオリティな講義が受けられるのが特徴です。従来は、東進ハイスクールで生の講義を行い、講義を収録した映像を東進衛星予備校で受講するというスタイルでした。しかし現在では、東進ハイスクールでも東進衛星予備校でも映像授業が中心になっています。

 東進ハイスクールと東進衛生予備校の大きな違いは、東進ハイスクールが直営校で、東進衛星予備校はフランチャイズであることです。そのため、東進衛星予備校では、校舎によって講師の質やサポート体制、学習管理に差が出てしまう可能性があります。

 講座はレベル別に用意されていて、基礎レベルから最難関レベルまで幅広い学力の生徒に対応しています。また、「東大本番レベル模試」「医学部82大学判定テスト」など、大学別の模試を多数実施しているのも特徴です。模試の解説も配信されるため、復習にも役立ちます。

料金・費用

 東進衛生予備校は、通常授業も季節講習も、映像授業を取るごとに料金がかかるシステムです。また、授業料の他にも以下の費用がかかります。

項目 金額
通期講座受講料 77,000円 / 1講座(90分×20回の場合)
入学金 33,000円(初回のみ)
担任指導費

高2生以下:44,000円 / 年(一括払い)

受験生:77,000円 / 年(一括払い)

模試費

高1生・高0生(中高一貫の中3生)

:12,650円 / 年(一括払い)

高2生:14,850円 / 年(一括払い)

受験生:29,700円 / 年(一括払い)

参照: ティエラコム東進衛星予備校 税込価格。2024年4月時点。

武田塾

 武田塾は、「日本初!授業をしない塾」として知られる個別指導塾です。参考書で自学自習をするという授業スタイルのコーチング塾で、全国に400以上の校舎を展開しています。

特徴

 武田塾は、「授業は『わかる』だけ。自学自習で『できる』ようにする。」という指導方針のもと、自分のレベルに合った参考書を1冊ずつ完璧にするという方法で学習を行います。志望校別に個別のカリキュラムを立ててくれるので、毎日やるべき課題が明確になっているのがメリットです。

 1週間の学習は、4日学習を進めて2日間復習するサイクルで進めます。週の終わりにはテストを行い、完璧になるまで徹底的に繰り返すことで、学力の定着を図っています。自宅での勉強時間も徹底的に管理していて、勉強時間や勉強法についてのコーチングを受けることもできます。

料金・費用

 料金は学年やコースによって異なるため、校舎に問い合わせてください。

坪田塾

 坪田塾は、ビリギャル(『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』)のモデルとなったことで有名な個別指導塾です。関東と関西を中心に約20の校舎を展開しており、オンライン個別指導にも対応しています。

特徴

 坪田塾では、「個別指導」ではなく「“子”別指導」と表現する通り、子どもの学力や志望校に合わせたオリジナルのカリキュラム作りをしています。

 特徴的なのは、「教えない、支える指導」を行っていることです。学習スタイルは「反転学習」で、解き方を教えることはせず、調べ方や考え方を指導します。自ら学ぶ力を身につけることで、家でも学習する習慣をつけ、学習時間を伸ばすことが期待できます。

 また、教育心理学に基づいたモチベーション管理も特徴のひとつです。坪田塾では生徒の性格を9つのタイプに分類し、勉強に意欲的に取り組めるようサポートしています。

料金・費用

 坪田塾の授業料は、受講時間に応じて決まるシステムです。受講時間が長いほど1時間あたりの授業料は安くなっていきます。

学年 授業料の目安(1時間あたり)
高校3年生 1,530円〜2,736円

参照: 坪田塾公式サイト 税込価格。2024年4月時点。東京23区内。
※料金は、学年やコースによって変わる場合がある。

 坪田塾では、週6時間以上受講するのが基本的なスタイルです。その他、入会金、設備費、講習費等が必要になります。

東京個別指導学院

 東京個別指導学院は、ベネッセグループが運営する個別指導塾です。地域により「東京個別指導学院」「関西個別指導学院」の2つの名称を使い分けていますが、すべて直営の教室のため、受けられるサービスは同じです。教室数は260以上で、南関東、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の9都府県に教室があります。

特徴

 東京個別指導学院では、ベネッセグループの情報力を活かした受験指導を受けることができます。総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応しており、入試方式に合わせた学習プランを提案してもらうことができます。

 授業は、思考力・判断力・表現力を養えるように、対話型の個別指導になっています。予習中心の授業で、カリキュラムは定期テスト対策が入試対策に直結するように設計されているため、学校の評定を上げつつ、効率よく学習を進めることができます。

 教材は、教科書から市販のテキストまで50種類以上、私立高校の難易度の高いテキスト(プログレス、トレジャー、体系数学など)にも対応しています。苦手の克服や共通テスト対策、検定対策など、目的に応じたテキストを提案してもらえるほか、手持ちの教材でも学習が可能です。

料金・費用

 東京個別指導学院は入会金、年会費が不要で、授業料と設備費がかかります。授業料と設備費は、教室に問い合わせてください。

進学個別指導塾TOMAS(トーマス)

 進学個別指導塾TOMASはリソー教育グループが運営する個別指導塾で、南関東に約100校を展開しています。高校生向けには、大学受験対策の個別指導塾と、医学部受験に特化した「メディックTOMAS」という2つのコースが用意されています。

特徴

「本物の個別指導塾」を掲げるTOMASでは、完全1:1の個別指導を行っています。合格から逆算した個人別のカリキュラムを作成しており、個々の生徒に必要な授業を受けることができます。

「大学受験・高校生の進学個別指導」では、一般選抜、内部進学対策、総合型選抜、学校推薦方選抜対策、共通テスト対策など、幅広い対策をすることができます。

 メディックTOMASでは、医学部合格実績の高い講師や予備校で実績を積んだ講師が授業を担当します。現役の医大生によるサポートも受けることができるため、身近なロールモデルとして効果を発揮するでしょう。

料金・費用

 進学個別指導塾TOMASの料金・費用については、校舎に問い合わせてください。

ナビ個別指導学院

 ナビ個別指導学院は、北海道と沖縄を除いた45都府県に700以上の教室を構える大手個別指導塾です。「おせっかいな先生たちと、自分でできた!に導く塾」をキャッチコピーに、コーチングを取り入れた指導を行っています。

特徴

 ナビ個別指導学院では、1:2の個別指導を行っています。個別指導と映像授業のハイブリッド授業で、志望校合格に向けた力を養います。授業では、初めに個別授業でインプット、次にプリントで演習をします。演習後には、先生と答え合わせや内容を確認することで理解を深めます。また、学んだ内容を身に付かられるように、演習で間違えた問題や類題は宿題になります。

 映像授業では、「学びエイド」という解説動画見放題のサービスを導入しています。学びエイドは1単元が5分〜10分で、5教科すべてが見放題になっているため、忙しい生徒も5教科の対策がしやすくなっています。また、共通テスト対策や面接、小論文対策などの動画もあり、幅広いニーズに対応しています。

料金・費用

【授業料(1コマ80分)】
  週1回 週2回 週3回
高1 16,800円 33,300円 49,900円
高2・高3 17,700円 35,300円 52,900円

参照: ナビ個別指導学院公式サイト 税込価格。2024年4月時点。
※授業料は、教室やコースによって異なる可能性があります。

難関大受験専門塾 現論会

 難関大受験専門塾 現論会は、「最小の努力で最大の結果を」をキャッチコピーに、高校生専門の指導を行っている個別指導塾です。関東と関西を中心に33教室とオンライン校を設置しています。

特徴

 現論会の特徴は、学習コーチング塾であるということです。そのため、授業はすべて映像授業(スタディサプリ)での受講となります。

 オーダーメイドのカリキュラムには、毎日どのテキストをどこまでやればいいのか、どの映像授業を視聴すればいいのかが示されているので、計画倒れになったり、無駄な学習をしてしまったりする心配がなくなります。コーチングは全科目行ってくれるので、生徒一人ひとりの得意・不得意に合わせて、教科ごとのバランスを考えながら学習を進めることができます。

 また現論会では、「勉強日誌」により計画や学習状況を記録していることも特徴です。学習以外にも食事、睡眠、運動など、1日の時間の使い方を見える化することで、効率よく学習できるように指導しています。

料金・費用

学年 月額
高1・高2 53,350円
高3

東大コース:75,350円

京大コース:75,350円

難関国公立コース:69,850円

早慶コース:64,350円

難関私大コース:64,350円

参照: 現論会公式サイト 税込価格。2024年4月時点。
※月額料金には月4回のコーチング、スタディサプリ、システム維持費などが含まれる。

 その他、入会金55,000円(税込)が必要。

ITTO個別指導学院

 ITTO個別指導学院は、全国に1,200以上(系列塾含む)の教室を展開する個別指導塾です。「ITTO模試」という一問一答式のオリジナル模試を実施しており、毎月受験することで基礎学力の定着を図っています(塾生は受験料が無料)。

特徴

 ITTO個別指導学院には、「スタンダードプラン」と「フリープラン」の2つの学習プランが用意されていますが、高校生は「フリープラン」のみ対象になっています。

 フリープランではオーダーメイドのカリキュラムで、学校の補習から受験対策まで完全1:1の個別指導を受けることができます。講師指名制度があり、別途指名料はかかりますが、ワンランク上の経験やスキルを持っている「SS(スペシャルセレクト)講師」を指名することができます。なお、フリープランは基本的に1:1の個別指導で、1:2と1:3は兄弟姉妹・友達との同時受講の場合に適用される点に注意してください。

 定期テスト前には「テストターボ」というオプションプランを追加することもでき、定期テスト対策に役立ちます。

料金・費用

【フリープラン 週1回(月4回)の場合】
  完全1:1 1:2 1:3
学年 50分 80分 50分 80分 50分 80分
高1 19,140円 27,830円 14,410円 21,010円 12,430円 17,930円
高2 20,900円 30,360円 15,510円 22,660円 13,420円 19,580円
高3 22,990円 33,330円 17,160円 25,080円 14,960円 21,780円

参照: ITTO個別指導学院公式サイト 税込価格。2024年4月時点。東京都23区の場合。
※100分コースは、要問い合わせ。

 その他、入会金、年会費、教材費がかかります。これらの費用については、校舎に問い合わせてください。

みやび個別指導学院

 みやび個別指導学院は、ITTO個別指導学院と同系列の個別指導塾で、東海圏を中心に全国で校舎を展開しています。「個別のファーストクラス」をキャッチコピーとしていて、学習環境にこだわった塾になっています。

特徴

 内装は専属のデザイナーがデザインし、授業や自習などの用途に分かれた学習スペースは集中力を高めるのに役立ちます。

 基本的な授業形態はITTO個別指導学院と同じで、高校生はフリープランを受講することになります。また、「SS講師」の指名やオプションプランの「テストターボ」が受講できるところなども、ITTO個別指導学院と同じシステムになっています。

料金・費用

【フリープラン 週1回(月4回)の場合】
  完全1:1 1:2 1:3
学年 50分 80分 50分 80分 50分 80分
高1 18,920円 27,390円 14,190円 20,680円 12,210円 17,820円
高2 20,570円 29,810円 15,290円 22,220円 13,420円 19,470円
高3 22,660円 32,890円 16,940円 24,640円 14,740円 21,340円

参照: みやび個別指導学院公式サイト 税込価格。2024年4月時点。砂川校(東京都立川市)の場合。

 その他、入会金、年会費、教材費がかかります。これらの費用については、校舎に問い合わせてください。

個別指導の明光義塾

 明光義塾は個別指導塾のパイオニアで、全国に約1,800教室を展開しており、教室数と生徒数でNo.1を誇っています。明光義塾には直営とフランチャイズがあるため、教室によって塾の雰囲気が異なる可能性があります。

特徴

 明光義塾では、オーダーメイドのカリキュラムに基づいて、対話型の授業を行っています。授業では「振り返り」をキーワードに、ノートの活用法を教えてもらったり、毎回の授業の振り返りを記述したりします。自分の言葉で学んだ内容を振り返ることで、考える力の育成や学習の定着を図っています。

 明光義塾の高校生コースでは、教科書レベルの基礎・基本から国公立の2次対策までできる映像授業「MEIKO MUSE」が用意されているのも特徴です。教室長がカウンセリングを行い、個別指導と映像授業を組み合わせたカリキュラムを作成してくれます。また、定期的なカウンセリングや進路指導についても教室長が対応してくれます。

料金・費用

1コマ90分

週1回

(月4回)

週2回

(月8回)

週3回

(月12回)

高1 16,500円 30,800円 44,000円
高2 17,600円 33,000円 47,300円
高3 18,700円 35,200円 50,600円

参照: 明光義塾公式サイト 税込価格。2024年4月時点。

 その他、入会金、諸経費、教材費などがかかります。これらの費用については、教室に問い合わせてください。

個太郎塾

 個太郎塾は、市進学院や市進予備校などを展開する市進教育グループが運営する個別指導塾です。「めんどうみ合格主義」を掲げ、千葉県と東京都を中心に200以上の教室を展開しています。

特徴

 個太郎塾では、インプットとアウトプットをバランスよく行えるように授業を進めます。映像授業は、市進教育グループの「ウイングネット」を導入。東大・京大・国公立医学部を目指す生徒のための「スーパーウイング」、最難関国公立大、早慶上智を目指す生徒のための「学研プライムゼミ」、難関国公立大、GMARCHレベルの難関私立大を目指す生徒のための「ウイングネット」があります。

 映像授業では、双方向性の質問室が無料で利用できるのも特徴です。映像授業を利用する場合でも、担当のチューターが学習相談に乗ってくれたり、確認テストを実施してくれたりと、さまざまなサポートをしてもらえます。

料金・費用

【1対2つきっきり個別指導(1コマ80分)】
学年

週1回

(月4回)

週2回

(月8回)

週3回

(月12回)

追加授業

(1回)

高1・高2 17,930円 35,640円 51,700円 4,444円
高3 20,130円 39,820円 57,860円 4,928円

参照: 個太郎塾公式サイト 税込価格。2024年4月時点。以下同。
※1対1の個別指導の場合、1授業あたり3,300円(税込)が上記料金に加算される。

【ウイングネット(大学受験)通信講座(1科目1ユニット)+ベーシックウイング(定期テスト対策)】
学年 金額
高1通年講座

1科目:14,300円

全科目:27,500円

 

※同一科目のユニット追加料金

: 1ユニットあたり14,300円

高2通年講座

1科目:15,400円

全科目:29,700円

 

※同一科目のユニット追加料金

: 1ユニットあたり15,400円

【ウイングネット通年講座(1科目につき1ユニット)】
学年 金額
高3 15,400円

河合塾マナビス

 河合塾マナビスは、河合塾の映像授業を提供する大学受験専門の塾で、全国に300以上の校舎があります。

特徴

 河合塾マナビスの映像授業は、河合塾の講師がマナビス用に授業を収録していて、電子黒板と併用していたり、黒板の配色や文字のサイズにもこだわったりしているため、見やすくてわかりやすい内容です。テキストも河合塾の講師が作成しています。

 モチベーション管理や学習計画の立案、映像授業だけではわからない問題への質問は、学習アドバイザーが対応してくれます。映像授業を受けた後には5分間の「アドバイスタイム」があるのも特徴です。生徒がアドバイザーに映像授業の内容を自分の言葉で説明し、理解度を確認します。

 河合塾マナビスは、受講した講座数に応じて料金がかかるシステムで、90分✕20講座だと76,400円になるため、東進衛生予備校と同程度の授業料になっています。

料金・費用

項目 金額
入会金 0円
事務手数料 6,600円(入会時のみ)
学習サポート料 6,600円 / 月
受講料

1,910円 / 45分✕1講座

2,550円 / 60分✕1講座

3,820円 / 90分✕1講座

 

※各講座の回数によって受講料が決まる。

例:90分×20講座=76,400円

参照: 河合塾マナビス公式サイト 税込価格。2024年4月時点。

個別指導塾 トライプラス

 トライプラスは、家庭教師のトライから生まれた個別指導塾です。「生徒にとって『学ぶための心地よい居場所』を提供する塾」として、全国に約500教室を展開しています。

特徴

 トライプラスはトライグループのフランチャイズ塾であるため、「トライ式学習法」を取り入れています。具体的には、生徒が先生役になって学習内容を講師に説明する「ダイアログ学習法」、性格診断テストの結果から生徒に合わせた学習や指導を行う「性格別学習法」などがあります。トライプラスでは、これらのトライ式学習法で、自ら学ぶ姿勢を育てつつ、志望校に合わせた学習をすることで、大学現役合格を目指します。

 また、単元別演習教材「トライeNAVI」、苦手を分析する「トライ式AI学習診断」、映像授業「Try IT」など、オリジナルの教材や映像授業が利用できるのもトライプラスの特徴です。

料金・費用

 トライプラスの入会金や授業料については、教室に問い合わせてください。

個別教室のトライ

 個別教室のトライは、全国に650以上あるトライグループ直営の個別指導教室です。基本的な指導方法やサービスはトライプラスと同じで、「トライeNAVI」や「Try IT」などのサービスを利用することもできます。

特徴

 トライプラスとの違いは、完全1:1の個別指導を受けられることです。学校の基礎固めや大学受験対策の他にも、面接対策、医学部対策、不登校サポートなど、幅広いコースが用意されています。

 また、指導時間を120分、150分、180分から選択でき、トライプラス(100分)よりも授業時間が長くなっています。さらに、講師にランクが設定されているのも個別教師のトライの特徴です。プロコース(豊富な指導経験や難関入試での合格実績のあるプロ講師)、セレクトコース(ある程度の指導経験や指導実績のある社会人講師)、スタンダードコース(学生講師や指導経験の少ない社会人講師)の3つのランクがあり、ランクごとに料金が異なります。

料金・費用

 個別教室のトライの入会金や授業料については、教室に問い合わせてください。

スクールIE

 スクールIEは、やる気スイッチグループが運営する個別指導塾です。全国に1,100以上の教室があり、生徒の学力状況と個性も見える化することで、学習へのやる気を引き出す指導をしています。

特徴

 スクールIEでは1:1または1:2の個別指導を受けられます。一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜に対応しているほか、内部進学対策やTOEIC対策なども可能です。

 個別指導の他にも、「学びエイド」という映像授業で、自習室や自宅で予習や復習をすることもできます。

 スクールIEには、大学生講師によるオンライン個別指導「IE-GAIA」も用意されています。大学生講師は京都大学、大阪大学、早稲田大学などの現役大学生。テレビ会議システムを活用したリアルタイムのオンライン授業なので、その場で添削やアドバイスを受けることができます。

料金・費用

 入会時には入会金23,100円(税込)、維持管理費、基礎教材費などがかかります。授業料、維持管理費、基礎教材費については、教室に問い合わせてください。
 また、通塾生は、大学受験の全教科に対応した映像授業(学びエイド)が月額220円(税込)で見放題です。

代々木個別指導学院

 代々木個別指導学院は、「ワンランク上のめんどうみ」を掲げる個別指導塾です。新規開校により校舎数を増やしており、南関東に約80校を展開しています。「自分の力で取り組むべきところは、認める、ほめる、励ます指導で、やる気と自信を育み、自分で考える力、やりとげる力を培う」という教育理念のもと、学習指導を行っています。

特徴

「ワンランク上のめんどうみ」を掲げる代々木個別指導学院では、受講科目や学習ペースなど、オリジナルのカリキュラムで学習することができます。

 高校生の個別指導では、学校の補習、内部進学対策、入試方式別の対策など、目的に合わせた学習プランが用意されています。「一般入試対策」のコースでは、わからないところに戻って学習を始めるため、苦手科目の克服に効果的です。「定期テスト対策」のコースでは、高校の教科書に合わせた教材で学習することができるので、毎回の授業がそのまま定期テスト対策になり、家庭学習の仕方もアドバイスしてもらえます。

 代々木個別指導学院には、授業を担当する講師の他に「総合学習アドバイザー」の講師もいます。大学生講師に授業を見てもらいつつ、進路指導は総合学習アドバイザーに相談することができます。

料金・費用

 代々木個別指導学院の授業は1回80分です。入会にかかる費用や授業料は、地域や学年によって異なるため、校舎に問い合わせてください。

【Z会グループ】大学受験ディアロ

 大学受験ディアロは、Z会グループが運営する大学受験専門の個別指導塾です。関東を中心に20の教室があり、オンラインの指導にも対応しています。

特徴

 大学受験ディアロでは、「1:1対話式トレーニングコース」「AIトレーニングコース」など、5つの基本コースが用意されています。その中でも特徴的なのは、「1:1対話式トレーニングコース」です。このコースでは、映像授業とプレゼン・対話を組み合わせた、新しいスタイルの授業を行っています。

 基本的な学習スタイルは、「反転学習(授業内容を事前に学習してから授業を受ける学習方式)」で、生徒はZ会グループの映像授業で事前に予習をしてから授業に臨みます。授業では、予習した内容を生徒が講師に説明。アウトプットを重視することで、学習内容の理解を確かなものにしていきます。

 なお、学校推薦型選抜や総合型選抜の対策をすることもできます。

料金・費用

 大学受験ディアロの料金・費用については、教室に問い合わせてください。

高校生が個別指導塾を選ぶ際のポイント

 高校生が個別指導塾を選ぶ場合、授業形式、通塾の目的、塾の特徴、講師、立地をチェックしてみてください。

授業形式|先生と生徒の人数比や、自立学習型かなど

 授業形式には、1:1の個別指導、映像授業の受講、自立学習型、それらを組み合わせた授業など、さまざまなパターンがあります。先生にすぐに質問できる環境で、じっくり指導してもらいたい場合は1:1や1:2の個別指導を選びましょう。集団塾は時間が合わないけれど、実績のある講師の講義が受けたいなら映像授業がおすすめです。コーチングを受けることで、勉強の仕方を身につけたい生徒や、ある程度自分で学習を進められる生徒は自立学習型の塾を選ぶとよいでしょう。

目的|学校の補習中心か、大学受験対策中心か

 通塾の目的に応じて塾を選ぶことも大切です。特に、学校推薦型選抜での大学受験を目指す場合は、学校の教科書に合わせた授業をしてくれたり、定期テスト対策をしっかり行ってくれたりする塾を選ぶことが重要です。評定平均を上げるためには、複数の教科でよい結果を出すことが大切ですので、幅広い教科のサポートをしてくれる塾だと安心です。

 一般選抜を受ける場合は、大学入試に直結した指導を受けられる塾を探しましょう。特に共通テスト対策・2次試験対策など、受験に必要なレベルの問題や、出題傾向に合わせた講座が受けられる塾を選ぶようにしましょう。

特徴|実績のある大手塾か、新興の塾か

「東大合格者〇〇名」などの実績のある大手塾だと、それだけの実績を出せるノウハウが整っていますし、受験情報も豊富に持っているため安心して通うことができます。一方で新興の塾は、AI教材や最新の動画コンテンツが整っていたり、校舎がきれいだったりするなどのメリットがあります。また、新興の塾でも、大手学習塾と連携した映像授業や指導を行っていることもあります。

 授業や指導の質、立地、授業料、講師との相性、志望校への合格実績などを総合的に判断して、子どもがやる気を持って通うことができる塾を選ぶことが大切です。

講師|プロ講師か、大学生アルバイトか

 個別指導塾の講師には、経験豊富な社会人のプロ講師から大学生アルバイトまで、さまざまな講師がいます。

 とはいえ一般的な傾向として、集団塾に比べて個別指導塾は、大学生や大学院生が講師を担当することが多くなっています。また、別途指名料が必要だったり、授業料が高くなったりすることもありますが、プロ講師を指名できる制度がある個別指導塾もあります。

 大学生講師のほうが生徒との年齢も近く、親しみやすいというメリットがあります。また、生徒の志望校に通っている講師がいる可能性があるのも、大学生講師のメリットです。身近な先輩から「どのように受験勉強をしていたか」「大学の雰囲気はどうなのか」などの話を聞くことで、大学生講師がロールモデルになり、モチベーションも上がることでしょう。一方で、受験情報や学校事情に精通しているプロ講師のほうが、テスト対策や受験対策を安心して任せられるでしょう。

 個別指導塾では、「大学生講師が授業を担当して、カリキュラムの設定や面談は社員が担当する」という分業制になっているところも多くあります。講師の経験や生徒との相性などを勘案して、講師を選ぶようにしてください。

立地|自宅や学校から近いか、通いやすい場所か

 通塾に時間がかかるのはもったいないため、生活サイクルに合わせて塾を選ぶ方法もあります。例えば学校の近くに塾があれば、下校時にそのまま塾に行き、勉強できるメリットがあります。また自宅から近ければ、土日の授業や季節講習の時に便利ですし、遅い時間まで自習室を利用しやすいでしょう。

 しかしながら、自宅や学校周辺に通いたい塾がないことも想定されます。そのような場合には、最寄り駅の沿線にある通いやすい塾を選ぶ方法もあります。塾は駅の近くに校舎を構えていることが多いので、通いやすい場所にある塾を探してみるとよいでしょう。

高校生が個別指導塾に通うメリット・デメリット

 塾を選ぶ時に、集団塾にするか個別指導塾にするかは悩みどころです。どちらの塾にも長所と短所がありますので、以下のポイントを参考にしてください。

個別指導塾のメリット

 個別指導塾のメリットは、生徒一人ひとりに応じた授業や指導が受けられることです。

各生徒に応じたカリキュラムとペースで学習をできる

 個別指導塾には「復習型」「予習型」などの違いはありますが、「生徒一人ひとりに応じたオーダーメイドのカリキュラム」「生徒の学力に応じた授業」を受けられることは共通しています。オーダーメイドのカリキュラムを立ててもらうことで、志望校合格のために過不足なく学習することができます。現役高校生は全員が大学受験の初心者ですので、個別のオーダーメイドカリキュラムを立ててもらえることは大きなメリットです。

 特に「逆転合格を狙いたい」という生徒には、個別指導塾がおすすめです。みんなと同じ授業を受ける集団授業では、逆転合格を狙うのは難しいでしょう。一方で、個人の特性に応じた指導を受けられる個別指導塾なら、苦手を克服して得意を伸ばすなど、学力を大きく向上できる可能性があります。

講師との距離が近く、きめ細かな対応を受けられる

 個別指導塾は、講師に質問がしやすく、学習管理やモチベーション管理などの指導も丁寧に受けられるメリットがあります。授業では、わからないことがあればすぐに質問できます。また、集団授業とは異なり、先生と双方向のコミュニケーションを取りながら授業を進めることで、より深く学習内容を理解できます。

 さらに、確認テストなどを通して個々の学習状況を把握し、それを授業に反映してもらえるので、「わかったつもり」を防いだり、苦手の克服をしたりするのに効果的です。塾によっては、毎日の学習スケジュールまで管理してくれるところもあるので、「ついサボってしまう」という生徒にとってはありがたいでしょう。

個別指導塾のデメリット

 個別指導塾には多くのメリットがある反面、次のようなデメリットもあります。

志望大学別のコースがない場合がある

 志望校に応じた対策を講じることが、無駄なく学習を進めるためには大切です。特に最難関国公立大学や医学部を目指す生徒は、志望校別の対策が欠かせません。しかし個別指導塾によっては、志望大学別のコースがないこともあります。なかでも補習塾は学校の補習が中心になってしまい、受験対策が遅れてしまう可能性もあります。

 また、総合型選抜や学校推薦型選抜などの入試方式に対応していないこともありますので、志望大学別のコースや、利用予定の入試方式に対応したコースがある塾を選ぶとよいでしょう。

ライバルがいないため、競争意識を持ちづらい

 個別指導塾ではライバル意識が芽生えにくいというデメリットがあります。競争意識を持った方が勉強に集中できる生徒の場合、集団塾の方が向いているかもしれません。

個別指導塾が向いている高校生のタイプ

 では、どのようなタイプの高校生が個別指導塾に向いているのでしょうか。

自分のペースで学習を進めていきたい生徒

 個別指導塾は競争意識を持ちづらいというデメリットがある反面、自分のペースで学習できるというメリットもあります。「周りが気になって集中できない」「わからないことをすぐに解決しながら地道に学習したい」「苦手な科目は前の学年に戻って勉強したい」タイプの生徒は、個別指導塾のほうが向いていると言えます。

克服したい苦手教科がある生徒

 克服したい苦手科目がある生徒には、個別指導塾が向いています。個別指導塾の多くは、学力診断や確認テストなどを活用して弱点を分析し、克服するための指導をしてくれます。

 また、著しく得意な科目がある生徒にも、個別指導塾が向いています。苦手科目の学習に割く時間を増やすことで、弱点の克服を目指せます。

 得意科目や苦手科目がはっきりしている生徒には、個別指導塾が向いていると言えます。

部活動や習い事で忙しい生徒

 部活動や習い事の時間と重なってしまい、集団塾の授業に通えないという生徒にも個別指導塾は適しています。個別指導塾では、週あたりのコマ数や教科、授業時間を調整できるので、忙しい生徒にとっては利便性があります。

個別指導塾の高校生の料金・費用相場

 個別指導塾は、集団塾に比べて授業料が高い傾向にあります。また、塾の授業時間や指導内容にもよるため、相場の算出は難しくなっています。そのため、以下に示す費用相場はあくまでも参考としてください。

通常コースの料金・費用相場

 通常コースは、高校何年生なのか、1コマあたりの時間で授業料が発生するのか、映像授業の料金がかかるのかなど、さまざまな要因によって料金・費用のかかり方が異なります。そのため、下記の料金・費用相場は参考程度にとどめてください。

個別指導1:1の料金・費用

 1:1の授業料の相場は、週1回1教科の受講で、25,000円から30,000円(月額)です。この他、設備費、教材費、映像授業などの料金をトータルで見ると、30,000円から35,000円程度(月額)の費用を目安に考えておくとよいでしょう。

個別指導1:2〜の料金・費用

 1:2〜の料金・費用相場は、週1回1教科の受講で20,000円から25,000円です。この他、設備費、教材費、映像授業などの料金をトータルで見ると、25,000円から30,000円程度(月額)の費用を目安に考えておくとよいでしょう。

自立学習型の料金・費用

 自立学習型にかかる料金・費用は、映像授業を受講するのか、参考書による学習だけなのか、教材費等がかかるのか、季節講習に別途料金がかかるのかなどの条件によってさまざまです。そのため、料金・費用相場を一概に算出するのは難しいですが、50,000円程度(月額)を見積もっておくとよいでしょう。

季節講習の料金・費用相場

 季節講習の料金は、受講する回数や映像授業の有無などによってさまざまですし、自立学習型の塾では季節講習を設けていないところもあるので注意しましょう。

個別指導1:1の料金・費用

 1:1の個別指導では、受講したコマ数に応じて料金がかかります。1回5,000円程度の授業料を目安にすると、20コマの受講で100,000円程度かかることになります。

個別指導1:2〜の料金・費用

 1:2〜の個別指導でも、受講したコマ数に応じて料金がかかります。1回4,000円程度の授業料を目安とすると、20コマの受講で80,000円程度かかることになります。

自立学習型の料金・費用

 自立学習型の個別指導塾では、季節講習を設けていないこともあります。季節講習がある場合は、映像授業を受講することが多く、1講座30,000円程度を見積もっておくとよいでしょう。

高校生向けの個別指導塾の選び方

 高校生向けの塾を選ぶ際には、以下のポイントに注意して選ぶようにしてください。

資料請求で料金の詳細や授業の特徴を理解する

 ここまで解説してきた通り、個別指導塾はオーダーメイドのカリキュラムを売りにしており、料金を公開していないところが多くなっています。そのため、まずは資料請求をして料金の詳細や授業の特徴を理解することが大切です。

 ただし、資料請求をしても、送付された資料に料金の概算しか書かれていないこともあり、詳細は校舎に問い合わせたり、説明を聞きに行ったりしないといけないこともあります。

無料体験授業を受け、教室や講師の雰囲気を知る

 個別指導塾では、体験授業や講習のキャンペーンを開催していることが多く、無料または安価で参加することができます。体験授業を受けることで、教室や講師の雰囲気を知ることができますし、料金やコースの詳細などの説明を受けることができます。

 教室や講師の雰囲気は、生徒のモチベーションにも直結するので、必ず確認しておきましょう。また、複数の塾の無料体験を受けることで、それぞれの塾の長所について理解しやすくなるので、少なくとも3つの塾の無料体験を受けてみることをおすすめします。

面談で、講師の変更や授業の振替等の制度について確認する

 無料体験の際に行われる面談で、講師の変更ができるのか、授業の振替制度があるのかなども確認しておくことが大切です。講師の変更については、経験豊富なプロ講師を指名する場合には別途費用がかかることもありますので注意してください。

 その他にも、カリキュラムをどの程度立ててもらえるのか、家庭学習についてもアドバイスしてもらえるのか、オプションの講座にはどのようなものがあるのか、入退室管理などのシステムは導入されているのか、自習室は無料で使えるのかなど、気になることをいろいろと質問しておくと、安心して子どもを通わせることができるでしょう。

高校生向けの個別指導塾に関するQ&A

 高校生向けの個別指導塾に関する気になるポイントをまとめています。塾選びの際には、こちらのポイントも参考にしてください。

個別指導塾は何年生から通うのがベストか?

 塾に通い始めるタイミングに、早すぎるということはありません。可能であるなら、すぐにでも通い始めるのが望ましいでしょう。特に学校推薦型選抜を利用したい場合は、高校での成績(評定)が非常に重要になってきますので、早めに塾に通うのがおすすめです。

 自学自習がしっかりとできて、学校での成績もきちんと取れている生徒でも、高2の3学期頃までには通塾を検討してください。特に難関大学を目指す場合には、過去問対策や2次試験対策に多くの時間を割くことになります。学校のカリキュラムを早めに終わらせて過去問対策ができるように、ゆとりを持って入塾しましょう。

 なお、一部の塾では「8月以降の入塾はできません」などと、入塾できる時期を指定していることがありますので注意してください。

個別指導塾だけでも、志望校に合格することができる?

 個別指導塾だけでも、志望校に合格することは可能です。ただし、どの大学を受験するのかによって、個別指導塾にするか、集団塾にするか、個別指導塾と集団塾を併用するのかを熟慮する必要があります。特に最難関校(旧帝大や早慶大)を受験する場合は要注意です。

 例えば私立大学を受験する場合、一般的には3教科で受験をすることになります。国語と英語は得意だけど、数学だけ苦手という生徒の場合は、個別指導塾で数学の対策をするのが適しているかもしれません。個別指導塾のメリットは、生徒一人ひとりに最適な指導を行えることですので、無駄なく学習を進めることが期待できます。実際に、早慶などの私立大学に特化したコースがある塾もあります。

 一方で、旧帝大や一橋大、東工大などの国立大学を受験する場合は5教科7科目(2025年度入試から6教科8科目)の対策をしなくてはならず、2次試験対策も必須であるため、すべてを個別指導塾で賄うのは現実的ではないでしょう。特に、受講できる科目が限定されていたり、国公立大学受験のノウハウがあまりない塾だと、志望校合格が難しくなることが想定されます。志望校合格のためのノウハウがある塾を選んだり、自分の学習状況などを判断したりして塾を選ぶことが大切です。

 ただし、個別指導塾に通ったとしても、集団塾に通ったとしても、授業を受けただけで満足していては、学力を伸ばすことはできません。いずれにしても、自学自習をしっかりとできることが大切ですので、自宅や自習室での学習に不安があるなら、コーチングやアドバイスを受けるようにしましょう。

個別指導塾にかかる年間費用の目安は?

 年間にかかる費用は、生徒の入試方式や受験科目、それに伴う授業の受講数や季節講習の有無など、さまざまな要因が関係するので一概に算出するのは困難です。志望校によっても費用は異なり、特に医学部受験の場合は費用が高くなる傾向があります。例えば、2教科受講なら年間100万円、5教科受講なら200万円など、多額の費用がかかることを覚悟しておきましょう。

 一方で、入会金無料のキャンペーンを開催していることもありますし、複数受講で割引が適用されるケースもあります。できるだけ費用を抑えられるように、キャンペーンなどをうまく活用するようにしてください。

高校生向けの個別指導塾に関するまとめ

 入試の多様化や映像授業の広がりにより、高校生向けの個別指導塾にはさまざまなタイプがあります。どの塾が最適かは、入試方式、講師との相性、コーチングの有無、映像授業の質などによって生徒それぞれで異なります。そのため、まずは無料の体験授業や学力診断テストを受けたり、面談をしたりして、しっかりと塾を見極めることが大切です。

 本記事で気になる個別指導塾があれば、資料請求をした上で体験授業に参加してみてください。