もはや中学入試は、問題文を眺めてスピーディーに問題を解くという対策だけでは通用しません。勉強の方法自体を変えていく段階に入ったと言ってもいいほど、ここ数年で問題の傾向は変化しています。
今後の入試で求められるのは「基礎知識+探究心!」
親も新たな学習分野「探究」を知ろう
近年の入試傾向を知り、「今までのような受験勉強はしなくていいのね」と思われる親御さんもいるかもしれませんが、そんなことはありません。
これからの中学入試に求められるのは「基礎知識+探究心」です。従来の中学入試対策用の知識を持っていることを前提に、自分の経験や考える力を使って問題を問いていく、探究型問題の対策をしていく必要があります。
親御さんは「さらにやることが増えるのか」と身構えてしまうかもしれませんが、親世代の受験時にはなかった新たな学習である「探究」をまず知ることから始めましょう。
ここで知っておいてほしいのは、小学校の探究分野の授業と、中学受験で求められる探究は少し違うということです。小学校ではグループワークなどみんなで解決策を話し合い、答えを導く手法が主流です。
しかし中学入試で求められるのは「個」の力。自分から「なぜ?」「どうして?」と疑問を持ち、自分で考え、「だからこうなるのか」と納得するまでの“自問自答”のルーティンがとても重要です。なぜなら、この学習方法こそが探究型問題を解く力につながるからです。
残念ながら親世代に通用した学習方法では、今の中学入試には対応できません。お子さんが丸暗記の勉強に偏ることなく探究型の学習方法を身につけるには、まずは親が勉強に対する考え方を変える必要があります。
勉強の時間だけでなく、普段の会話の中で「どう思う?」「考えてみよう」といった声かけをしていくだけでも、お子さんが「自ら考える」習慣を身につける第一歩になりますので、やってみてください。
