探究的視点を取り入れた学習のコツ
本当に大切なこととは?
わが子が自問自答し、自分の意見を言えるような親子の会話を日常生活の中に取り入れることができれば、探究的な学習の進め方も見えてきます。
家庭学習の場面では「あれをやりなさい」「これをやりなさい」という親主導のタスクを子どもに強いるのをやめ、親子の会話で使う視点を応用して「自ら考える学習」にシフトできる流れを作ってみましょう。
そのコツは「何をやるか」ではなく、「どのように」学習を進めるかにあります。親御さんはお子さんの「学習のプロセス」に着目してください。
「自ら考える学習プロセス」のチェックポイント
□問題文を読んで内容を理解しているか
□自ら大切な箇所を把握し、線を引いているか
□算数では式や図の書き方を理解し、考えながら書いているか
とはいえ、このような学習のプロセス管理を親がサポートするのは、とても難しいことだと思います。
計算練習ひとつとっても、「工夫して解こうとしているか」といった視点が必要になりますが、親が工夫の仕方を知らないと、お子さんの学習方法にアドバイスすることはできません。親がさまざまな考え方の引き出しを持っていることが前提になってきます。
「私には無理!」と思われた親御さんもいるでしょうが、最初から完璧を目指さなくてもいいのです。
探究学習の導入は親に無理難題を与えているようにも思えますが、完璧に応えることを理想とせず、「今よりは少しプロセスに注意した学習ができるようにしよう」というくらいの意識で取り組んでみてください。
まずはほんの一部でいいので、探究的な学習方法を取り入れることから始めてみましょう。やってみて、それでも難しいと感じたときは第三者に頼ることを考えても大丈夫です。
子どもがさまざまなことに興味関心を持ち、問いを立てたり考えたりできるような精神状態を保つためには、「穏やかで快適な気持ちの状態」が必要です。
親が不機嫌に「勉強しなさい」とギスギスしていては本末転倒。家庭の雰囲気を明るくすることも大切な受験準備になります。
