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菊池 洋匡 
きくち・ひろただ/中学受験専門塾 伸学会代表。開成中学・高校・慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。算数オリンピック銀メダリスト 著書に『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』(SBクリエイティブ)など

「途中でやめる」のはNGじゃなかった?
中途半端が生み出す不思議な効果

 ポモドーロを実践する際に、意外と重要なのが集中タイムである25分の「やめ方」です。

「不思議なもので、中途半端な状態で勉強が終わると、続きが気になります。その結果、休憩後の再開がスムーズになるのです」

「もう少し続けたい」と感じるタイミングで、あえて止めることで、次に戻りやすくなる。これは「ツァイガルニック効果」と呼ばれる心理現象によるものだとか。

 休憩後にどこから始めればいいのか忘れそうな場合には、休憩に入る前に、戻ってきたときに何から始めるかメモしておくのもいいでしょう。

 ポモドーロに慣れてきたら、ポモドーロ・テクニックの4回目に長めの休み時間を入れるのも、脳を休める大事なリフレッシュとなります。大休憩は20〜30分休んで、しっかりと休息を取りましょう。

休憩時間は「次の集中の準備」
避けた方がいい過ごし方も知っておこう

 もう1つ、ポモドーロを実践する際に意識したいのが、お休みタイムの過ごし方です。

「5分の休憩は、ただの休み時間ではありません。しっかりと休むことが、次の集中時間のために必要です」

 おすすめの過ごし方は、
 ・ぼーっとする
 ・遠くを見る
 ・軽く体を動かす
 ・水分補給やトイレ

 一方で避けたいのが、スマートフォンやゲームです。

 強い刺激によって、脳がそちらに引っ張られてしまい、次の集中が難しくなります。できる範囲で構いませんので、「休憩の質」も少しずつ整えていきましょう。

スマホとの付き合い方も
「設計」が必要です

 スマートフォンは便利な一方で、集中力に大きく影響します。

 前回も紹介したように、東北大学の「勉強時間は変わらなくても、スマホの使用時間が長い子は成績が下がる。勉強したことを記憶から消去してしまう効果がある」という研究結果があります。