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「うちの子、覚えが悪い」は本当?
誰でも一定水準に到達できる「記憶学習」

「これ、この前やった内容だよ。もう忘れちゃったの?」

 わが子についそんな声をかけてしまったこと、ありませんか。筆者はしょっちゅうです。

竹内氏顔写真
竹内孝太朗(たけうち・こうたろう) モノグサ代表取締役 CEO 名古屋大学経済学部卒。2010年に株式会社リクルートに入社。中古車領域での広告営業に従事し、2011年に中古車領域初及び最年少で営業部門の全社表彰を受賞。2013年からは「スタディサプリ」にて高校向け営業組織の立ち上げ、学習到達度測定テストの開発、オンラインコーチングサービスの開発を行う。高校の同級生である畔柳(くろやなぎ)と2016年にモノグサ株式会社を共同創業。

 中学受験のサポートをしていると、どうしてもぶつかるのが「暗記」の壁です。繰り返し勉強しているのに定着しない。気づけばまた同じところでつまずいている。

「うちの子、覚えるのが苦手なのかも」

 そんなふうに感じたことがある方も、きっと少なくないと思います。でも、それは本当に“記憶力”の問題なのでしょうか。

「日常生活が送れているなら、記憶力は問題ありません」(竹内さん。以下同)

 わが子がすぐに忘れてしまう姿を見ると、親としては不安になります。この点、竹内さんの答えは意外とはっきりしています。

「たとえば、通学路の道順や靴の履き方。そういうことはちゃんと覚えているわけです。つまり、“覚える力がない”というより、勉強の中でその力がうまく使えていないだけ。勉強内容の向き不向きはあるかもしれませんが、正しい方法でやれば誰でも一定水準に到達できるのが記憶学習の良さです」

 問題があるのはわが子の記憶力などではなく、記憶学習の方法だった。そう考えれば、少し見え方が変わってきそうです。