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外資系トップの英語力
【第6回】 2011年12月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
上阪 徹 [ライター],ISSコンサルティング [編者]

第6回
外資流グローバルコミュニケーション術
英語だからこそ人としての信頼を大事にする

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第6回目は英語を使ったグローバルコミュニケーションの極意をテーマに外資系トップの言葉をご紹介する。何よりも信頼を大事にしていると語るベーリンガーインゲルハイム ジャパンの鳥居正男氏にご登場いただく。

 グローバルコミュニケーションでいかに信頼を獲得するか、という点で示唆に富んだ話を語ったのが、ベーリンガーインゲルハイム ジャパンの鳥居正男氏だ。

 2010年に創業125年、本年に日本での活動50周年を迎えている同社。医療用医薬品、アニマルヘルス等に加え、コンシューマヘルスケアのエスエス製薬も傘下に持つ。グループ3000人を率いているのが、鳥居氏である。64歳。静かな語り口の紳士だ。

 常務取締役を務めた日本ロシュに22年勤務し、ローヌ・プーランローラー、シェリング・ブラウ社長を経て、2010年から現職を務める。

英語は得意科目
ところがビジネス議事録は修正で真っ赤

 「高校のとき、担任が英語の先生でしてね。熱心に教えてくださったこともあって、英語は得意科目でした。もっと英語を学んで、将来は語学を生かして仕事をしたい。そんなふうに思っていました」

 大学時代はESS(イングリッシュ・スピーキング・ソサエティ)に参加(実は鳥居氏はここで大きな挫折を経験している)。卒業後、アメリカに留学し、日本ロシュに入社する。後に社長になる人物のアシスタントに抜擢され、経験を広げる。担当部門のない仕事を次々に引き受け、夜中の1時、2時まで働く日々。社内ではワーカホリックで、さらには仕事ができる若手社員として有名だったという。

ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社 代表取締役社長 鳥居正男氏

 「ただ、直接ガツン、と鼻を折られることも少なくありませんでした。後にアメリカに駐在したときには、私の書いた会議の議事録がアメリカ人の上司に真っ赤に朱入れされて戻って来ました。日本では英語が一番うまい、なんて思っていたのに、ポッキリと折られましたね。日本ロシュに入ったとき、ビジネス英語は普通の英語とはまったく違うと気づいて懸命に勉強したんです。ところが、アメリカではそれが通用しなかった。読んでみると、なるほどな、という英語なんです。難しくないけれど、言い回しが違う。生きた英語でした」

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上阪 徹 [ライター]

1966年、兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。アパレル メーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、95 年よりフリー。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、 雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がけている。インタビュー集に累計40万部を超えるベストセラーとなった『プロ論。』(B-ing編集部編/徳間書店)シリーズ、『外資系トップの仕事力』(ISSコンサルティング編/ダイヤモンド社)シリーズ、『我らクレイジー★エンジニア主義』(Tech総研編/講談社)、著書に『新しい成功のかたち 楽天物語』(講談社)、『600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス』(角川SSC新書)、『「カタリバ」という授業』(英治出版)、『書いて生きていく プロ文章論』(ミシマ社)、『預けたお金が問題だった。』(ダイヤモンド社)、『文章は「書く前」に8割決まる』(サンマーク出版)などがある。

ISSコンサルティング [編者]

「外資系転職のISS」として15年以上にわたり築き上げてきた外資系企業との信頼と実績をもとに、ミッドキャリアからエグゼクティブのプロフェッショナル紹介に特化した人材ビジネスを行っている。外資系企業の消費財、IT、金融、コンサルティング、メディカル、製造業等、広い業界をカバーし、紹介職種も、経営幹部、財務・経理、マーケティング、広報、営業、物流・購買、IT技術者、またはMBA・CPA取得者や海外でキャリアを積んだスペシャリストに至るまで、幅広い人材の紹介を行っている。


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