行動科学マネジメントを理解していれば、少なくとも27個の行動に分けて考えることができます。すなわち、以下のようなものです。
2 ペットボトルに利き手と反対の手をのばす。
3 ペットボトルをつかむ。
4 ペットボトルを引き寄せる。
5 利き手でキャップをつかむ。
6 キャップを時計と反対回りに回して開ける。
7 キャップをテーブルに置く。
8 利き手でペットボトルをつかむ。
9 ペットボトルを上げる。
10 利き手と反対の手でコップをつかむ。
11 コップを引き寄せる。
12 ペットボトルをコップの上に移動させる。
13 ペットボトルの口を下にして傾ける。
14 水が少しずつ出てくる角度で止める。
15 コップとペットボトルを交互に見る。
16 コップの八分目くらいまで水が入ったら、ペットボトルを垂直に戻す。
17 利き手と反対の手をコップから離す。
18 ペットボトルをテーブルの上に置く。
19 ペットボトルから手を離す。
20 利き手でキャップをつかむ。
21 利き手と反対の手でペットボトルをつかむ。
22 キャップをペットボトルの口まで移動する。
23 キャップをペットボトルの口にかぶせる。
24 キャップを指でつかむ。
25 キャップを回して閉める。
26 キャップから手を離す。
27 ペットボトルから手を離す。
「ここまで細かく分解すべきなのか」
と驚かれたのではないかと思います。
私たちは、子どもの頃からペットボトルの飲料を毎日のように口にし、その扱いに慣れています。しかし、ペットボトルもコップもはじめて見る人にとっては、なにをどうやれば「ペットボトルの水をコップに注ぐ」という結果になるのかわかりません。
行動科学マネジメントが、いかに行動分解を大事に考えているか、おわかりいただけたでしょうか。
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