新・理系エリート#50Photo:PIXTA

農学系学科の偏差値は10年間でどのように推移したのか。ダイヤモンド編集部ではベネッセコーポレーションの協力により、農学系学科の偏差値について10年間の推移が分かる早見表を作成した。特集『新・理系エリート』(全59回)の#50では、全国39学科の偏差値リストを大公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

全国の農学系39学科
10年間の偏差値推移を大公開

 農・水産学系の学部は、農学系、森林科学系、農芸化学系、農業工学・農業土木学系、獣医学系、農業経済学・経営学系、水産学系、畜産学系などの学科で構成されている。#50で取り上げるのは農学系だ。

 農学系では、農業を発展させるための農学の理論や技術を研究する。農・水産学系の学科の中では、最も募集人員数や志願者数の規模が大きい。DX(デジタルトランスフォーメーション)に続いてGX(グリーントランスフォーメーション)の波が来るとして、農・水産学系の学部は募集人員数が10年前と比べて増加しているが、まだ志願者数が付いてこず、実質倍率は高くない。農学系学科もしかりである。

 ダイヤモンド編集部ではベネッセコーポレーションの協力により、農学系学科の偏差値について10年間の推移をリスト化した。最新の偏差値では、明治大学の農学科が私立大学の中ではダントツとなっている。

 次ページでは農学系の全国39学科について、10年間の推移が分かる早見表を大公開する。