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「引きこもり」するオトナたち

“美人すぎる引きこもり”は売れるか!?
「引きこもり」がビジネスになる可能性

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第149回】

 引きこもる本人たちが、自らの感受性や創造性、寛容さなどの特質を活かして、みんなで利益も上げられるように、ソーシャルムーブメントを仕掛けていこう――。

 そんな当連載などでの呼びかけに応じて参画した約50人による対話のセッションが、4月7日、新宿区高田馬場の「新宿NPO協働推進センター」で開催された。

 今回は、参加者のうちの半数以上が、「引きこもり」の心性を自覚するという当事者や経験者たち。一般の参加者と対等に話し合う、いくつものグループに分かれたセッションを通じて、「大人の引きこもり白書」の出版、「引きこもりタレント事務所」や「引きこもり大学」の設立、「美人すぎる引きこもり」「イケメンすぎる引きこもり」の売り出しなど、事業化のアイデアが次々に飛び出した。

“主催者”は参加者全員
引きこもりが問題ではない社会を考える

 主催したのは、引きこもり当事者や家族、本業を持ちながらプロボノ活動している支援者らが、暫定的に一緒に運営している「関東ひきこもり問題フューチャーセンター『庵IORI』」(仮称、以下「庵FC」)。

 といっても、いまはまだ、固定した運営のメンバーがいるわけではない。当事者や一般の人にも、主体となってくれる運営者や協力者、賛同者のメンバーを広く募集している段階だ。

 『庵IORI』とは、「引きこもりが問題でなくなる社会」をフューチャーセッションによる未来思考の対話で描き出す場。そんな場に参加する、引きこもり本人や経験者自身、支援者だけでなく、関わる人や参加者がその場でステークホルダーになっていくことを目指している。

 そして、自分たちの大切な問いや課題を『庵IORI』に投げかけ、仲間を見つけて、未来思考の対話の中から生まれた新しいアイデアを日常に持ち帰ろうというものだ。

 会場は、統合された旧中学校の校舎をリニューアルオープンさせた施設。大きな窓から光がいっぱいに差し込んでくる5階の会場は、白を基調に広々としていて、とても気持ちがいい。

 この日の参加者からも、当連載の読者からも「『庵IORI』の主催者は誰なのですか?」という質問があった。また「マルチ商法のようなものではないかと思い、直前まで躊躇した」という参加者の声もあった。

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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