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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【セロニアス・モンク「ラウンド・ミッドナイト」】
埋もれた才能、忘れ去られた名曲…
“発見者”が、歴史を大きく前進させた

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第86回】 2014年5月31日
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 世の中には、奇人・変人と言われる人たちがいます。

 彼らは、時に世の常識からすると風変わりな行動を取ります。突然、何かを閃いて声をあげたり、発言は歯に衣を着せません。そう意図している訳ではないのに、周りに敵をつくってしまうタイプかもしれません。独立独歩の気持ちが強いので、周りに自分を合わせることもしません。結果、迷惑をかけることもままあります。それでも、常人には思いも及ばぬ凄いチカラを発揮することもあるのです。

 実は、この愛すべき奇人・変人は、スポーツ、芸術やアカデミア、政治、ビジネスなど世の中のいたるところに存在しています。

 ここぞというところで、その恐るべき才能が発揮されれば、素晴らしい結果に結びつくことは想像に難くありません。しかし、最大の問題は、奇人・変人の異才を見抜く発見者がいるかどうか、です。まして、10年後に開花するかもしれない才能など、無いのと同じだと思われても仕方ないのかもしれません。

 もし、奇人・変人の才能が真に偉大なものであり、かつ運が良ければ、発見者は現れるのです。それは時に意外な形かもしれませんが…。

 と、いう訳で、今週の音盤は、セロニアス・モンクの「ラウンド・ミッドナイト」です。(写真のアルバムは、この曲の最初の録音を収録した「ジーニアス・オブ・モダーン・ミュージック第1集」)

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


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ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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