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速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術
【第2回】 2015年1月28日
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赤羽雄二

会議の半減とホワイトボードの活用で
生産性は数倍になる

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写真を撮って議事録にする

 ここまでの方法を実践できていれば、会議の終了後には議事録が自動的にできている。スマートフォンのカメラで撮影し、その写真を参加者に配布すればよい。

 なお、会議の長さ、発言者の数によってはホワイトボードのスペースが足りなくなるのではないかという懸念もあるかもしれないが、1つのホワイトボードに収まるように最初から考えながら書くとたいていの場合うまくいく(ただしホワイトボードの大きさは1.8メートル幅のものが望ましい)。そもそも、長時間で多くの人数が出席する会議は生産的でなく、まったくお勧めできないのは前述した通りだ。

ホワイトボードマーカーにもこだわる

 ホワイトボードをうまく活用するには、ホワイトボードマーカーが鍵を握る。私の愛用は、「パイロットボードマスター」(直液カードリッジ式)の中字丸芯だ。オフィスには黒2本、赤2本、青1本と補充カートリッジを5本以上そろえてある。太字、中字、細字があるが、お勧めは中字で、太字だと細かく書くことができない。細字だと視認性が若干落ちる。

 このマーカーの最大の特徴は、カートリッジ式であるためぎりぎりまでくっきり書けて、なくなったらカートリッジを交換すればいいことだ。しかもカートリッジはまとめて買うと1本60円弱なので、圧倒的に安い。

 ホワイトボードマーカーはだんだんインクが薄くなり、見にくくなってしまうことが非常に多い。しかもインクがあまり出てこないので、二度書きするはめになったり、引っかかったりして早く書けなくなったりする。写真を撮っても写りにくくなる。薄くてほとんど見えないホワイトボードマーカーを使って平気な人が驚くほど多いが、見づらくてしょうがない。私はそういうホワイトボードマーカーを見つけると、黙ってどんどん捨てるようにしている。

 ホワイトボードの使い方で会議の生産性は何倍も変わってくる。その場をスムーズに進めるものとして、私には重要な小道具だ。支援先企業などにも勧めて用意してもらっている。

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赤羽雄二(あかば・ゆうじ) 

東京大学工学部を1978年に卒業後、小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。1990年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を支えた。2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。最近は、大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、オープンイノベーションにも積極的に取り組んでいる。著書に『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』(ダイヤモンド社)、『マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング』(宝島社)などがある。

 


速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術

赤羽雄二氏は、マッキンゼーで14年間活躍するなかで、同社のソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を支えた人物だ。現在も複数の大企業の経営改革を進めつつ、10 社を超えるベンチャーの経営支援を行ないながら、ブログも週2本書き、年間50 回を超える講演・ワークショップをこなしている。今回はその驚異的な仕事量を実現する仕事術のうち、特に参考になると思えるものをピックアップし、具体的に明かしてもらった。

「速さは全てを解決する 『ゼロ秒思考』の仕事術」

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