ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ
【第15回】 2015年7月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
加藤スティーブ

イスラエルに直行便就航へ、関係がより密接に

2015年前半、イスラエルのスタートアップエコシステムを振り返る

previous page
4
nextpage

イスラエルの「異常値」

 日本と比較するとイスラエルの「異常値」が、よくわかる。日本もスタートアップバブルと言われているが、実際のところどんなものか。

 2015年7月10日の執筆時点では公的機関の統計資料が発表されていないため、参考までに、The StartUpの梅木さんの「2015年上半期M&Aされた国内スタートアップ14社まとめ:半分はEC関連」を参照する。2015年前半、日本は人口1億2000万人で、スタートアップ界隈で買収された企業は14件。買収金額は、全て公開されていないが、最大でも500億円程度に収まるだろう。

 前ページで述べた通り、イスラエルは人口800万人足らずで、「58」の企業が買収され、買収総額は、6000億円程度。現在、日本は、スタートアップバブルと言われているが、日本の人口はイスラエルの15倍、日本のEXIT総額(M&Aのみ)は、イスラエルの10分の1以下とみると、イスラエルの「異常値」がよくわかる。

 この「異常」ぶりは、各種統計にも現れ、以下の項目で人口1人当たり世界ナンバーワンの数値を出している。

・ベンチャーキャピタルの投資額
・技術者・科学者の数
・M&A数
・海外からのR&D投資額、R&D施設
・新設企業数
・ノーベル賞受賞率

previous page
4
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
  • ダイヤモンド・オンライン 関連記事
    お金のウソ

    お金のウソ

    中野晴啓 著

    定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2017年7月

    <内容紹介>
    誰も教えてくれなかった「お金の真実」!親の言うことを聞いているとお金が減る。 20代、30代がこれから生き抜くための本当に必要で最低限の知識。 成長なき「成熟経済」の時代に、お金を着実にふやして、守り、安心を手に入れるには、 預金、保険、銀行、投資…お金をふやすには、どうつきあうのが正解?

    本を購入する
    ダイヤモンド社の電子書籍

    (POSデータ調べ、8/6~8/12)




    サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ

    日本にとって距離的にも心理的にも遠い国、イスラエル。だが、最先端技術を有するスタートアップ企業を輩出する「発明大国」であることは世界で認知されており、インテル、グーグルなど米ハイテク企業の多くがイスラエルに研究開発拠点を置く。韓国のサムスンも既に10年前に進出している。日本企業にも最近ようやく動きが出始めたイスラエル技術を取り込む方策を、イスラテック・加藤スティーブ氏が提言する。

    「サムスンは既に10年前に進出! 発明大国イスラエルの頭脳を生かせ」

    ⇒バックナンバー一覧