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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

部下のやる気を削ぐ褒め言葉を使っていませんか

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第153回】 2015年12月28日
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あなたは上手に部下を褒めていますか?

 上司は「褒め上手」にならなければならないと言われて久しくなりました。もはや、部下を褒めるための実践研修がビジネスとして成り立つくらい。「褒める」ことに対する意識は、以前と比べて相当高くなってきたのではないでしょうか。

 ただ、意識は高くても言葉足らずで部下のモチベーションアップになっていないケースが実に少なくないようです。だとすれば、上司は骨折り損なのでしょうか。それでは、あまりに浮かばれません。では、褒め上手になるためどうしたらいいのか。みなさんと考えてみたいと思います。

「ブタもおだてりゃ木に登る」
人間だって褒められるとやる気が出る

 1970年代に一世を風靡した『タイムボカンシリーズ』をご存じでしょうか。タイムトラベルを題材にした、SFギャグアクションアニメシリーズで、不思議な力を持つ宝を求め、正義の味方である主人公たちと、悪役3人組が動物を模したタイムマシンなどのスーパーテクノロジーを有するメカで古今東西にタイムトラベルして、お宝の争奪戦を繰り広げる物語。

 なかでも特に注目の高かった『ヤッターマン』で人気だったフレーズが「ブタもおだてりゃ木に登る」。メカの一部からヤシの木が突き出し、それにブタがスルスルと上り、上記のセリフを呟いて消えるというものでした。そのブタが「おだてブタ」というキャラクターで大いに人気を博しました。当時は自分も子どもでしたので有名なことわざだと勘違いしていましたが、違っていたようです。

 ちなみにセリフの意味は、「人は褒めて、ご機嫌を取れば才能を発揮して、思いがけない成果をもたらすもの」とのこと。お世辞だとわかっていても、褒められるのはうれしいということ。これは歴史のあることわざではありませんが、人間関係のポイントを鋭くついた内容であるのは間違ありません。このことわざに触発されて、人をおだてていた方もたくさんいたのではないでしょうか。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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